12. "ルイーズの恋"のつくりかた ーSNSのお題に従って掌編を書いてみたー
半年ほど前だったか、SNSのゲームみたいな機能で、『クリックしたら最初と最後の台詞とポストの数が出てくるので、それに従って小説を書いてみてください』という遊びがあった。
面白がってやってみたところ、以下の内容で、とのことだった。
・最初の台詞A
・最後の台詞B
・11ツイート(=ポスト)、一五四〇文字で。
武者修行的に、それに従って掌編を書いてみることにした。
大枠は流行りのテンプレにしよう。
悪役令嬢かつ断罪もので、まだ書いたことがない乙女ゲーム設定で行こうと思い、十一個のポストそれぞれに書く内容をざっくり決めた。
①最初の台詞Aではじめる。
②乙女ゲームに転生したことを主人公が告白
③ゲーム内容と主人公の決意
④ゲーム内の悪役令嬢αの性格
⑤主人公の決意に向かう取り組み-1
⑥攻略対象の男性四人について
⑦主人公の決意に向かう取り組み-2
⑧断罪シーンと主人公の反応-1
⑨断罪シーン-2
⑩悪役令嬢αの行動
⑪最後の台詞Bで終わらせる。
さて、骨格ができた。
ここで主人公と取り巻く人々の名前を決める。
幼少期から親しんできた、18世紀のフランス風なら書けるかなと思い、それぞれの名前はフランス風に。インターネットでフランス貴族の姓や男子と女子の名前、地方の名前なども調べ、1ポスト140字という制限があるため、なるべく短い名前を選んだ。
そして名前を決めた。
主人公はルイーズ・ド・ブロア伯爵令嬢に転生する。乙女ゲームの名前は〝クレルモンの花たち〟。
悪役令嬢は皇太子妃マリィ・アン。とりまく男性たちは、皇太子リー、貴族のフレド、騎士のレオ、マリィ・アンの兄ジョゼフ。
私がフランス革命ものの数々の漫画にあまりに親しんでおり、遠藤周作(敬称略)の小説『王妃マリー・アントワネット』や、ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』を何回も観ているため、裏設定として最も自分が馴染みのある、フランス革命前夜のフランス風乙女ゲーム設定とした。
そして十一ツイートで書いたところ、偶然それを読んだweb作家のお一人から面白かったと言っていただけた。
その原文はCaitaに〝ルイーズの恋〟という短編として掲載していて、数日前に続編を執筆するにあたり、なろうには〝彼女の高潔な魂は ールイーズの恋と、密偵アルフォンスの言い分ー〟という短編のSide Aとして掲載している。
なろう版では最初と最後の台詞とそれに至る流れを少しスムーズに改稿したが、違いを楽しんでいただけたらうれしいなという気持ちです。
(CaitaのURLは後書きに貼っておきます。)
Caita版〝ルイーズの恋〟URLは以下となります♪
https://caita.ai/series/01KPCA1AKACSVM2YS602B4YCQZ?stamp=20260613101345




