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第八話 異世界の町ファーベル編

 はぁーあと一日か、こんなはずじゃ無かったんだが。


 俺は今フォードと一緒にDランクの魔石の採取を行っている。


 昨日は町でモンスターについて書かれた本を購入し、それを元にモンスターを探していたがEランクはちょこちょこ見つかったが、Dランクは一匹も見つからなかった。


 ちなみに狙っているモンスターはこれだ。

・リーボウ(三つ目のイノシシ)

・ニードルディアー(体にトゲの生えた鹿)

・ロックタートル(岩のような硬い甲羅の亀)

他にもいろいろいるが、毒を持っていたり群れをなしていたりと危険だと思ったものは除いている。


 正直言って不安しかない。今持っている武器は洞窟の中で拝借したナイフ一本しかないし、怪我を治療する道具は持っていない。


 フォードの方がファーベル外の森の中に詳しいのでフォードに森の中を案内してもらっているのだが、未だにDランクモンスターを見ていない。最初に森の中をさまよっていた時は何匹か見かけたんだが。


 「なぁフォード、本当にこの辺りにいるのか?」


 「うーん、そのはずなんだけどなんでこんなにみつからないのかなぁ。」


 いくらなんでもこの二日間Dランクモンスターどころか何も見つからないのはおかしくないか?いったいどうなって…


 その時後ろからカサカサと草をかき分ける音が聞こえた。


 すぐに振り返るとそこにはリーボウがいた。


 お、ようやく見つけた。もう諦める寸前だったぞ。


 リーボウもこちらに気づいたようで警戒している。あっちの方からくることは無さそうだな。


 俺はすぐさま足元に落ちていた石を拾い、それをリーボウに投げつける。


 ゴッ


 投げた石はリーボウの鼻に当たった。


 「ブヒュ一一ー!!」


 それにより激情したリーボウは俺に向かって突進してきた。


 ものすごい勢いで俺の前に迫ってくる。


 「今だ!」


 俺が叫ぶと同時にフォードがリーボウの目めがけて砂を飛ばした。それと同時に俺は突進に当たらないようその場から避けた。


 ドゴン!


 視界が遮られて何も見えなくなったリーボウは目の前の木に勢いよく衝突する。


 その隙に俺は急いでリーボウの元に駆け寄る。そして持っていたナイフでリーボウの頭部を突き刺す。


 ドス!


 「ブキャァァァーーーーー!!」


 悲鳴を上げた後そのまま絶命する。


 よし!初の狩り成功だ!

いやーフォードと一緒に作戦を考えておいてよかった。おかげで怪我することなく狩りをすることができた。


 しかし俺もとうとう命を奪ってしまったか…まぁどうせやらなきゃ俺がやられていたんだから仕方ない。


 それよりも今はこいつから魔石を取り出さなければ。これを解体するのか…


 解体に関してはあんまり詳しくないし、これを解体するのはかなり精神ダメージを受ける。これは魔石を取り出すだけにするか。


 あーこれを後四体今日中に倒さなきゃいけないなんて…いっそのこと逃げるか?


 「あ、あきら」


 「ん?どうした何をそんなに…」


 振り返るとそこにはこちらをジッと見つめる熊がいた。

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