第十四話 おにいちゃんなんか・・・!
「お兄ちゃんなんか、大っ嫌い!私の結婚に口を出さないでよ!」
何?これ。私、結婚したことないんだけど。頭の中になんか流れてきた。なんで?
「え?お兄ちゃん、テラスを・・・した?甥っ子を?何やってるの!」
お兄ちゃん、何をしたんだよ。妹、激怒してるじゃん。
「もう!私はこの人が好きなの!脅されたとかそんなことないんだって!」
甘いね。お菓子食べたい。
「わあ!美味しそう!これ、本当に食べちゃっていいの?あなたがせっかく作ったのに?」
美味しそう?!私も食べたい・・・。
「こら!その魔物、よこしなさい!捨てるなんて勿体無いわよ!これだったら骨をスープにしたら美味しいと思うわ」
スープ!骨まで!何、その魔物!もしかして片耳豚?それとも9つの頭を持つ鳥型の魔物の九頭鳥?!ん〜食べたい!
「あっ!お兄ちゃん!・・・何よ、その剣!襲撃に来た?さっさと帰ってちょうだい!新婚の邪魔、しないで!これだからモテないのよ!」
・・・もっと魔物の話を聞かせてよ。
「ま・・じゃないし」
よく聞こえないよ・・・
「ゆう・・なんて関係な・・・」
「クーリエ様!起きてください!お化粧中にねないでください!」
「・・・メル?今の・・・夢?」
「何か夢を見ていたんですか?それよりクーリエ様!早くお着替えしないと!クーリエ様のお洋服、たくさんありますけど、どれにしますか?」
「・・・どれでもいい」
「見てください!この量!どれでもいいって・・・困りますよ〜。ミテーナ様に聞いたところ152?着!」
「すごい経済力だね」
「クーリエ様のご実家ですけどね」
「うん、そうだね。それより今日の晩御飯、なんだろ。久しぶりに九頭鳥が食べたい・・・」
ギシィー!
・・・突如として、サンクタ公爵家に不吉な音が響き渡った・・・。
次回「ギシィー!ぼた・・・」明後日20時投稿です!




