↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/39

第十一話 筋肉マシマシ学園長

厳かな祭壇に何ともゲームのようなステータス画面と、そしてAIのような音声が流れる。


『適性加護・・・聖女


付属能力:聖女の覇気・属性魔法全種・解体・料理


能力:運命の目覚め・封印解除・完全蘇生・完全料理』


「せ、い、じょ?さすが、クーリエ様ですね!」


「せ、聖女様!!」


「それより、何ですか!この能力は完全料理!これが噂に聞く目の前で死んだ生命体を料理できるという力ですか!素晴らしい!」


・・・カオス。カオスと表現せず、何と表現すべきか。


キラッキラの目でクーリエを仰ぐメル(桜餅)と平伏している司祭、そしてステータス画面を穴が開くほど見つめ涎を垂らすクーリエ。


その混沌とした空間にある若そうな男性が入ってきた。一言で言うなら「筋肉がつきまくった学園長」。その名も・・・


「これはこれは。|サルコ・サンクタ騎士団長《学園長父》。このような場所になぜあなたのような立派な(筋肉の)騎士様《ゴリラ》がいらっしゃっているのですか」


「ふむ、これは司祭殿。我が姪の初めての能力測定であるぞ。来ないわけがなかろう。最も、愛しい(お前の初恋の俺の)妻と可愛い妹にお願いされて迎えにくるついでだがな」


バチバチに火花を散らしながら司祭と騎士団長《学園長父》が睨み合った。この二人、何と・・・!恋敵であった。学生時代の恋を40代まで引きずった結果、神殿と軍部の仲はすこぶる悪い。それを諌めるために王子が来てたとか来てないとか・・・。


「叔父様、叔父様。私、聖女らしいですけどどうしたらいいですか?」


「何?!クーリエが聖女!今夜は・・・祝杯だな!プレセスを呼び戻さねば!ほら!帰るぞ、クーリエ!」


「え?私、今日お野菜の買い出しに・・・」


「リタも楽しみにしておったしな!そこの女子もだ!ミテーナが拾ってきた子であろう!我が家まで神獣で一瞬である!行くぞ!」


涙目のクーリエを引きずってサルコ・サンクタ騎士団長とそれを追いかける侍女に司祭はがっくりとした。


「うう、いつまで経っても私ではあの筋肉ゴリラには勝てんのか。くそ・・・。まあ、いい。私は新しい出会いを果たした!あの桃色の髪を持つ少女に!」


メルはモテモテだった。

次回「・・・父も、強し」明日20時投稿です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。