旧世界より(4)
俺がこの地を訪れてから一年が経った。この内戦が始まってからは五年、膠着状態は依然変わらぬままだった。部隊からは戦死者や帰国者が相次ぎ、組織自体も機能不全を起こしているようだった。実際、ここ数カ月間は小競り合い程度の戦闘しか発生しておらず、犠牲も無ければ戦果も発生していなかった。
瓦礫の山の中に残された廃墟に立て籠もり、三人一組で辺りを警戒する。一人は狙撃手、もう一人は観測手、最後の一人は休養と、少ない人員でローテーションを組みながら必ず一日に八時間休めるようにチームを組んでいた。つまり、二十四時間体制ということでもある。
眠れるときに眠っておかないと、不測の事態が発生した時に判断が鈍る。死に直結する。ドローン一機見逃しただけで全員の死肉が爆散する羽目になる緊張感の中でも、睡眠しなければならない。ありがたいことに、俺が交代要員として休養するのは夜の時間で、睡眠薬を支給されない代わりに朝日や昼の猛暑に眠りを妨げられることはなかった。
言葉一つ交わさず、時間が来れば肩を叩いて交代する。その繰り返しの中で今日も以上なく、俺は眠りに付いた。しかし、まだ朝日が昇る前に叩き起こされた。重い瞼を必死に持ち上げ、小声で何が起きたのかを訪ねる。
「大丈夫だ、敵じゃない。フレンドリーだ。こちらの位置を把握してからライトを空に照射している」
彼はライトと言っていたが、どこにも光は見えない。恐らくレーザーポインターのことを指しているのだろう。赤外線レーザーは暗視装置を付けた状態でレーザー照準として使用することが可能で、敵には見えない一方、味方からはレーザー光を視認することができる。その特性を使った合図をこちらに送っているとのことだった。
俺は測量手に話しかける。
「暗くて見えないな。人数と武装を教えてくれ」
「一人だ。銃は……分からないな。少なくともライフルは持っていない」
「こんな危険地帯に一人で……? しかも丸腰か。そんな舐めた真似するヤツは一人くらいしか思い浮かばないが……」
俺の予想は的中した。彼は俺たちを影で支援する大国の情報機関から送り込まれたエージェントで、見事なまでに戦闘が起きない時と場所を「予測」して訪れてくる。彼は戦闘等の情報を伝えてくるだけで直接的な命令を出すことはないが、彼の情報によって行動を起こしている以上俺たちは間接的に動かされているようなものだった。
「こんな時間に何の用だ?」
「そう邪険にするなよ、日本人。最近君たちがあまり活発ではないと聞いて来てやったんだ」
「人員が足りていない。攻勢なんて掛けたら壊滅は免れない。少ない兵力を分散させて敵を牽制するくらいしかやることがない。この状況を打破する方法が君にあるのか?」
「あるさ。あるから来た。まぁ、まずは聞け」
彼が言うには、同じように機能不全に陥った反政府勢力を結集させて再編させた部隊を用いた攻勢作戦を大国は用意しているらしい。その作戦に参加しろ、と伝えるためにここに来たようだ。
「妙だな。まるで俺たちに『命令』しているように聞こえるが……」
「そうだ。これは決定事項だ。全てで七つの部隊に再編され、この組織は七番目の部隊、ゴルフ隊として参加することになっている」
「拒否すれば?」
「国に帰ることは諦めてもらうしかないな。勿論、全員がな」
「チッ……」
舌打ちをしながらも、彼の提案に乗る外なかった。大国の思惑に乗せられ、無機質なフォネティックコードの部隊名を背負い、死地に向かわされるのだ。
───ただそれだけなら、良かった。この作戦の真の目的に気付いた頃には、「全て」が終わっていたのだ。
中日ドラゴンズ、面白くなさ過ぎる
どうせなら来シーズンに繋がる負け方をしてほしい
ドラ1を中継ぎ起用して勝ちに繋げたところで3位以上は望めないし、バント乱発は勝ちに繋がらないし、若手の出場機会が少ない
打たれるベテランは一軍のまま、少しでも失敗した若手は二軍落ちか控え落ち
極めつけは押し出しでもサヨナラ勝ちの場面で牽制アウト
ちゃんと「野球」をする努力をしてください
安くないチケット買って見てるんだよ、ファンは




