表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
16/69

襲撃、邂逅

 商業ギルドに挨拶を済ませたが、どうやら彼らの中にも【新世界】のメンバーが入り込んでいるらしい。……いくら何でもネットワークの広がりが速すぎる。マーガレットの言葉が嘘で元々秘密結社自体が存在していたか、或いは彼女は俺の知らない手段で連絡を取り合っているのか───そんなことを考えていると、どうやら今日泊まる予定の宿屋に着いたらしい。


「ジュンキさん、着きましたよ」

「ごめん、考え事をしてた」

「折角の綺麗な街並みなのに、勿体ないですよ!!」

「そうだな。今日のところは早く休んで明日に備えよう。朝から観光巡りだ」

「はいっ♪」


 俺たちは宿屋の一室に案内された。その部屋の中を見て俺は、思わず固まってしまう。


「なっ……」


 部屋のグレードに文句はなかった。テクノロジーの有無を除けば現代でも通用する素晴らしいホテルの一室だと言えるだろう。二人が過ごすのには十分過ぎるほどの広さの部屋の中にはシルクのカーテン付きの大きな窓があり、調度品の数々もこの宿屋がある程度高級な宿泊施設ということを表している。しかし、問題なのは───。


「どうして、ベッドが一つしかないんだ……!?」


 そう、この部屋にはベッドが一つしかない。正確にいえば、二人用の多いなベッドが鎮座している。埃一つなく、皴一つないシーツに、やたらと大きすぎる枕が一つ添えられて俺たちを迎え入れたのだ。


「……リーカ、君はベッドで寝てくれ。俺は床で寝る」

「ダメですっ!! ジュンキさんも長旅で疲れてるのに……それに、明日は朝早くから街を周るんですから、大人しくベッドで眠ってくださいっ!!」

「待ってくれ。同じベッドで男女が寝るのは、そのっ……」

「いいですから……ッ!!」

「うぉわっ!?」


 リーカはもの凄い力で俺をベッドに投げるように押し倒した。


「相変わらず、その身体のどこからそんな力が……って、お、おい!?」

「へへっ♪」


 ベッドに沈み込んだ俺の身体に、リーカが抱き着くように、圧し掛かっている。少し首を下げるだけで、まだ幼げの残る愛らしい笑顔の彼女と目が合った。


「こうすれば逃げられませんよねー」

「あのなぁ……」


 リーカは見た目こそ子供っぽく見えるが、俺より年上の女性だ。そんな彼女がベッドの上で抱き着いてきているという状況に平静を保つのは女性経験の無い俺にとっては難儀な話ではあった。


「正直に言おう。俺は女の人と今までその……恋愛とか、そういうことをしたことがないんだ。だから───」

「れんあい……ってなんですか?」


 彼女はきょとんとした表情を浮かべる。そうか、リーカは見た目だけではなく、知識や情緒の面でもまだ大人になっていない……つまり、子供なのだ。子供に対してドギマギするなど、馬鹿馬鹿しい。俺は諦めて、そのまま眠りに付くことを選んだ。


「リーカ、今日だけは良いが……大人の女性があまり、大人の男性に抱き着いたりするのは……良くないことなんだぞ」

「今日は良いんですね。えへへっ♪ すりすり~」

「うぐっ……!!」


 彼女は「今日だけは良い」という言葉を都合よく解釈したようで、俺の胸元に頭をぐりぐりと頭を押し付けて、おもむろに甘えだしたのだ。しかし、こちらだけ変に意識してしまうことだけは避けたい。できるだけ自然に装うために、彼女の頭を優しく撫でてみる。


「よーし、よし。リーカは良い子だぞー、偉いぞー」


 喋り方が演技がかっていないかなど気にする余裕はなく、とにかく心の中で「リーカは子供だ」と自分に何度も言い聞かせて、精一杯の子供扱いをする。これで先に彼女が寝てくれさえすれば、俺も安息を得られるだろうと信じての行為だったが、どうやら彼女の様子がおかしい。


「ふっ……うぅん……ジュンキさんっ……」

「ど、どうしたリーカ」


 リーカは上ずったような声を悩ましく発し、潤んだ瞳をこちらに向け、上目遣いで俺の様子を伺っている。いくらなんでも、その表情は子供にできるものではなく───例えるなら、捕食者のようだった。


「私、ジュンキさんのこと考えてると、身体の奥がぽかぽかして、それで───」

「待て、そこから先は言うな。なんか……マズい気がする」

「ジュンキさん……♡♡」


 一度彼女を制止したものの、その無垢なる情欲は留まることを知らなかった。彼女は俺の身体をよじ登るように近づき、互いの顔が最も接近した瞬間───強い衝撃が、建物全体を揺らした。


───パリンッ!!


 窓ガラスが割れる。俺たちが泊っているこの部屋の、あの窓ガラスを……何者かが突き破って来たのだ。しかし、この宿屋は当然水路沿いに建てられており、しかもこの部屋は二階にあったはずだ。にもかかわらず、俺の目は二本の脚で立つ、確かな人の姿を捉えていた。


 燃えるような赤い髪色のツインテールを持つ少女は、右手に短刀を持っていた。左手は盾代わりに木の板を持っているようで、窓はこれで破壊したのだろう。そして驚くことにその服装だが───出会った頃のリーカと同じ服装だった。


「グランペか……!!」


 二人目のグランペとの邂逅は、唐突だった。

投稿順ミスって割り込み投稿するのも相当おかしいけど、1番に打てない打者置いて4回表に代打出す采配も十分おかしいと思うので私は許されます

ちなみに試合中ブチギレて保存前のデータ閉じちゃったので、400字くらい書き直してます

えっ、何の話かって?

そんな負け方するの中日ドラゴンズくらいだから聞く必要ないですよね・・・煽りですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ