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ピュア & フィア第6回:物語の後半(下)

## イントロダクション

ここは災厄によって発展した街『トーキョーN◎VA』

かつて強大だった国は氷の下に沈み、企業が国を運営する未来。

日本は物理的・霊的に鎖国し、出島機関として解放された『トーキョーN◎VA』は世界経済の反映と衰退の中心に君臨していた。


ここに住んでいる全市民は、ありとあらゆる情報がネットワーク上で管理されている。

顔認識システム、GPS、社会保険番号……N◎VAに存在するありとあらゆるシステムが組み合わさった結果、

私は計画犯罪に遭遇する人物【対象者】を予測する事に成功した。


それが被害者なのか加害者なのか判断できないし、身体が不自由な私「オート」では事件を未然に防げない。私の代わりに奔走してくれる者達が必要だ。


では、彼らを紹介しよう。

### 物語の後半

◆シーンタロット:カゲ / 死

●シーンプレイヤー:フレーバー


ST:「物語の後半」のシーンプレイヤーがフレーバーへ移ります。

フレーバー:どうして、私の時は不吉な内容のタロットが多いの!?

ST:さぁ、どうしてでしょうねぇ? って、もうこのネタはふりませんよ!

フレーバー:っち!(笑) 【対象者】高野 和弥君の身体に張り付いているコイツの正体は、キャラクター的に舞台裏判定の出来事も踏まえて検討が付いた。

篤司:あと、イベント達成で残っている判定は<DRIVNG>だけでございやすね。

フレーバー:そこは、得意分野だから大丈夫。さて、どうやってテキストをこじつけたものか……。

ST:では、最初は私の方で繋げましょう。廃墟となったホテルを囮に使ったものの、しぶとくも篤司を追ってくる者達を全滅させる事はできなかった。しかも、【対象者】の身体を人質に取っているヤツが指示した場所へ近づけば近づく程に抵抗が激しくなってくる。

篤司:フレーバーの店舗型ヴィーグルで現地へ到着するのは無理そうですね。

ST:いったん、地下駐車場へヴィーグルを停車する君たちは、対象者】の身体を人質に取っているヤツが押し殺したような笑い声を上げ始めたのに気付いた。

篤司:「何でございやしょう?」

ST(?):「ヤツら、ご自慢の商品がやってきたぞ」

フレーバー:「は?……何を言って?」

ST:君たちの目の前に数人が立ちはだかるが、突如として身体がゴツくなったり、腕が伸びたり、放電し始めたりと変異を始める。

篤司:変異ということはヒルコですかい? でも、マイナスナンバーは使わないはずじゃありやせんか?

フレーバー:あ、全身義体の「憑華」!? あの義体は生体パーツに解剖したヒルコを使っていて、スタイルが無くても変異器官を装備できたはず!! 

篤司:そうか、しかもアウトフィットは演出的に何でもOKでしたね。あー、ルールが混同しやすいな(笑)

ST(?):「どうだね、素晴らしい商品だろう?」

フレーバー:ヘンタイだ!? 「あんたもアレが欲しいっていうの?」

ST(?):「そんな事を君たちに言ってどうする。さぁ、君たちは自分の仕事をキッチリ果たしてくれたまえ」

フレーバー:今回の【対象者】はイラっとくるなぁ。STのバカッ!(笑)

ST:ヒドい!?(笑) さぁ、判定してくださいね。

フレーバー:ならば、こっちも設定を使いまくる!


- フレーバーは<DRIVING>「救急車やパトカーを乗っ取る」を使うと宣言して、場にカードを出しました -

挿絵(By みてみん)


篤司:あれ、N◎VAに緊急車両なんてありやしたか?

フレーバー:N◎VAで最大の保険企業大手「シルバーレスキュー」に救助要請をして、緊急車両用ヴィーグルに来てもらうの。「ユニバース・ラウンジ」は契約してると思うので。

ST:なるほど。

フレーバー:かなりの攻撃を受けて車体がダメージを受けてしまった私自慢の店舗型ヴィーグルの中で、私は必死に打開策を模索した。普通に配達の仕事をしているだけなら滅多に遭遇できない事態に私は色々諦めようとしたが、ヴィーグルのキーに付いているシルバーレスキューのタグが目に入って妙案が浮かぶ。「ニッシー、天上をぶち破っちゃって!!」彼が私の言葉に含まれた意味を理解してくれる事を信じて、タグのスイッチを入れた。

ST:OKです。これまた、強引な手段にでましたね。

篤司:演出で、盛大に破壊するとしよう。私も意外と全身義体かもしれやせんね。

フレーバー:ガトリング以外に一体何を搭載しているんだろう? ちょっと気になる(笑)


- フレーバーは山札からスペードの8を引き、手札からクローバーのJとダイヤの3を出しました -


フレーバー:判定は成功。廃墟ビルの地下駐車場だったのと、ニッシーがー予想以上に頑張ったことで、ビルは見事に倒壊!「ちょっと、ニッシー!? やり過ぎじゃない?」

篤司:「何、これでも足りないぐらいでございやすよ」

フレーバー:「怒りにまかせて、私達まで瓦礫に潰されちゃったら全部台無しだよ!」と小声で文句を言い合うこと数分後、シルバーレスキューの緊急車両用ヴィーグルが到着した。乗って来た人たち全員が外で撤去作業をし始めたのを見計らって、急いで乗り込む。もちろん、【対象者】高野 和弥君と肉体を人質に取っているヤツも一緒だ。

篤司:「緊急車両なんて運転できるんで?」

フレーバー:「大丈夫、ダイジョーブ。ヴィーグルなんてどれも構造は同じなんだから!」

篤司:うわぁ……。

ST:「この後、メチャクチャ爆走した」ってト書きが付きそうな程の不安(笑)

フレーバー:なんだとぅ!?

ST:それはともかく、フレーバーが判定に成功したので【有利】を1点差し上げましょう。

フレーバー:これで、クライマックスは有利に動けるね。神業もフレーバーだけじゃなくて、何か仕組みが欲しいよね?

ST:今回はもう神業を使ってしまっているので、次回以降の課題としましょう。ここで、一番肝心な事を伝えないといけません。

ふたり共:?

ST:【対象者】高野 和弥君の【負の道徳値】が7点になりました。

ふたり共:……(苦笑)

篤司:ま、まぁ……。まさかあそこの場面で成功するとは予想できやせんでした。こっちは、【正の道徳値】を取りに行く予定だったんすけどねぇ。

フレーバー:上がるときは、上がるもんだねぇ。

ST:本当なら、道徳値に関しては6点以上になってしまうとシナリオクリアしても【対象者】もしくは【黒幕】は死ぬっていうルールを入れたかったんですよね。これは要検討事項。

篤司:恐ろしい(笑)

ST:フフフ〜。クライマックスへ行く前に最後の演出をするとしましょう。

挿絵(By みてみん)


ST:シルバーレスキューの緊急車両用ヴィーグルを奪い取った君たちは、【対象者】高野 和弥君と肉体を人質に取っている人物に指示された場所へ到着した。そこはヒルコ街の先にいある埠頭の倉庫。様々な企業の倉庫が乱立していて、今目の前にあるのはヘイロン・ケミカルの物だ。

篤司:「確か、ヘイロン・ケミカルはBIOSを押しのけてバイオテクノロジーではトップシェアに君臨している企業でございやすね」

フレーバー:「ニッシー、詳しいね?」

篤司:「何度か、ここの企業部隊と衝突もしやしたからね」

フレーバー:「でも、待って。憑華ってBIOSの全身義体だよね?」

篤司:「ヘイロン・ケミカルは暗殺・自白・洗脳などの手段を問わずに市場乗っ取りをしやすからね。お前も、ヘイロンに“漂白”された口でございやしょう?」

ST(?):「中々、頭が切れるようだな。だが、私は進んでヘイロンに憑華の技術を渡したのだ。BIOSの義体よりももっと生体に近い義体を開発させるために」

フレーバー:「何のために……って、高野 和弥君のため?」

ST(?):「幼い頃の不慮の事故のため、和弥は全身義体になる事を余儀なくされた。いくら企業の“特権”を利用しようとも、和弥に向けられる世間の評価は厳しい」

篤司:「あんた、まさか彼の肉親か?」

ST:彼が肯定するよりも早く、その場にハーフエクリプスが到着する。

篤司:そういえば、こいつの中身って何だったんでしょうね?

ST:ハッチが開くと、篤司が昔鉄砲玉として殺した組織の幹部とその死体にへばりつくアメーバ状の物体が地面に落ちます。

フレーバー:やだ、グロい! 気持ち悪い!?

ST:アメーバ状の物体が【対象者】高野 和弥君の身体に飛びつくと、彼の肉体も変異を始めます。

篤司:もしかして、彼の義体も憑華もどき?

ST:そうしました。そして、変異を会津にヘイロンの倉庫が崩れて全長5メートルはあろうかという生体パーツを過剰に搭載した義体……もはやウォーカーと言っても良いでしょう。

フレーバー:それが、変異した和弥君を取り込むと?

ST:その通り。

篤司:あいつ、何が進んで技術を渡しただ! まったく想定外な事に使われてるじゃありやせんか!!

ST(?):「さぁ、和弥。お前はこれで完璧な人間だ。これからは、誰にも邪魔されずに好きな事が……で……き……」言葉を言い切る前に乗っ取っていたヤツの声が途切れました。

ST(和弥):「マズ、ガッコウヲハカイスルンダ」と言うと、彼を取り込んだウォーカーに翼が生えて飛び立ちます。

ふたり共:……。

篤司:み、見事な悪墜ちでございやすね。

フレーバー:ちょっと、感心している場合じゃないよ! でも、なんで学校なんかを?

ST:それは、クライマックスの【ターゲット】が教師だからですよ。

篤司:……(場を確認する)。おっと、本当だ。

フレーバー:きっと、最初に未成年を出したから組み合わせとして面白い……とか考えてたんだよ?

ST:さて、それはどうですかな?

篤司:STの顔が写メして、公開したくなる程にゲスいわぁ。

フレーバー:セッションが終わったら正座だよね?

ST:ナンデ!? 

何だか、すっかり悪者扱いされているSTデス。

おかしいなぁ、カードの内容に従って皆で物語を創っているんですけどねぇ?

ゲスくないですよ、ゲスくありませんからねー(しつこい)


今回は物語の後半だけを掲載するため、短めです。

次回はクライマックスとなりますので、一番長くなるかと思います。

カット進行をどう取り込むかを少し悩んでいるところですが、ここで悩んでおけば次回以降はスムーズになるでしょう。


次回の公開は7/2頃となります。

最後までよろしくお願いします。

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