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義腕の王  作者: リョウゴ
四章・非凡な少年と鋼色の牙
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義刀 4

 一時間ほどぐるぐる巻きにされて放置されてました、鐘本秋です。


 あの後、村上さんがゲートでここにくるまで、放置されてました。


「全く、後始末して帰ってきたらなんなのこれは?」


 と、言いながら糸を容易く切り裂いてました。


 容易く。ええ、容易く。



『早く、解、放してくだ、さい。』


 取り敢えず俺も解放されたので、テープで固定されている刀を鞘から引き剥がす…………剥がす……剥がれない?


 何これ固ったぁ!?とれるかこんなモン!!


 仕方ないのでテープを魔力で作り出したカッターもどきでテープを切り……切れ……。


 だから切れろよ!?なんでさ!?


「切れるはず無いじゃない。」


 そう言って、刀を俺の手から奪い取り、思い切り刀を鞘から解放する。


「これでいいの?なんでまたこんなの欲しいだけで協会止めちゃったのよ…お陰でかなり面倒事になったじゃないの。」


「…………。」


 相当苛立っているようだ。乱暴に刀と鞘を横にぶん投げる。


「早く帰りなさい。」


「……………。」


 俺は刀を拾い上げて、帰ることにした。


 苛立っている訳を聞くこともせず、鞘を放置して。


 俺も疲れていたのだよっと。











『細かい、話はまた、あとで。今日はお、休み。』


 まあ、そうしようじゃないか。

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