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義腕の王  作者: リョウゴ
四章・非凡な少年と鋼色の牙
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悪夢の桜刀 1

「今日はお姉ちゃんの友達が来るからあまり騒がないでよ?」


 ………?いや、俺こんなやつ知らない。お姉ちゃんとはいうが、このくらいの年齢だったころの音姉さんとは全く外見が違う。何というか、音姉さんよりも雰囲気が柔らかい気がする。


「へ?お姉ちゃんって…?」


「な!?私は秋の姉だよ?姉……だよね…?」


 はっきり言って分からないんだが、どうなっているんだ。これは。




 えーと、鎧の装備した妖刀に背中から刺された。

 そうしたら、こうなった。

 普通あの傷は致命傷だ。あんなの食らって生きてる方がおかしい。しぬだろ。普通は。


 じゃあ、あの、今のこれは何だ?死ぬ前に見るって言う、走馬燈ってやつじゃないだろうか。集中すると周りがゆっくりとしてるように感じることあるし、死ぬ前の刹那に見ても不思議じゃないな。うん。そうに違いあるまい。


 目の前の女性が自分の存在を自問自答しているうちに自らの体を改めて見る。


 ちっさ!?ちょっと、なにこれ!?道理で目の前の女性を見上げてたわけだ。身長が低い。手は小さい。魔力は……あるな。


「……まあ秋、騒がないでよ?ちょっかいも出してこないでね。ほんっと、頼んだよ?」


 まあ、俺の姉と名乗る女性は慌ただしく外へと行った。


 何だろう。今なら魔力が上手く扱えそうな気がする。何でだか分からないがな。






 リビングで漫画を読みつつぐうたらしていると。


「あー、いらっしゃい、あがってあがって!」


 玄関が開くと女性の声が沢山聞こえる。


 俺の姉を名乗る女性がこちらに来て


「私の部屋にいるから、入ってこないで、来るなら必ずノック!わかった!?」


「わ、分かった。だから耳元で大声出さないでよ……。」


 女性は大声で、今は物置となっていた部屋を指差して、言う。


「じゃあ、こっちこっち」


 そして次の瞬間には既に来訪者の元へ戻っていて、案内していた。




 はっきり言って、状況が読み取れない。走馬燈にしても、何故このシーンから?しかもどうしてもこんな記憶は無いのだが。

 どうしてだろうか。少し、懐かしい。

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