第2話:剣の訓練
いきなり6年後にぶっ飛んでます……はい、何も浮かびませんでした。すいません
「いち! にぃ! さん!……」
6歳になった僕は、お父さんの朝の鍛錬の後に、剣の素振りをさせてもらえるようになりました。
「ほら、また曲がってる! まっすぐ振るのを意識して!」
「はい!」
「さあ、あと10回だ!」
「……きゅうじはち! きゅうじゅきゅ! ひゃく!……ふぅ~」
「よ~し、よく頑張ったな、今日はこれくらいにしておこう。ちゃんとストレッチもするんだぞ」
「は~い」
まだお父さんの剣を振る音にならないなぁ……そんなことを考えながらしばらくストレッチをしていたら、なんだかお父さんが困ったような表情をしている。どうしたんだろう。
「なぁ、アルト」
「なぁに? おとうさん」
「お前の剣の振り方を見ると、このロングソードの木剣はお前に合っていないみたいなんだ」
「えっ」
いきなりそう言われて僕はびっくりした。段々悲しい気持ちが溢れてくる。やっと剣の練習ができるようになったと思ったのに……お父さんみたいになれると思ったのに……
「……じゃあ、ぼくはおとうさんみたいにつよくなれないの?」
泣きそうなのを我慢して聞いてみたら、
「そういう訳じゃない、お前の振り方ならこっちの方が合ってると思っただけさ」
そう言ったお父さんに貰ったのは、ロングソードの木剣と同じくらいの長さの、ちょっと先のほうがすーっと曲がった木の剣。
「なあに、これ?」
「これは東の大陸にある<仙ノ国>という国の武器、刀を練習するために作られた木刀さ、軽く振ってみるといい」
よかった、練習しちゃダメなんじゃなかったんだ。
「うん!やってみる!」
安心して木刀を構えてみたら、なんだか不思議な感じがして、その通りに何回か振ってみたら
――――――ヒュン、と最後のほうで綺麗な音がした。
いつも聞いてるお父さんと同じ音だ!
嬉しくなってお父さんのほうを見たら、とってもびっくりした顔してた。
「………お前木刀は初めてだよな?」
「そうだよ? でも、なんとなくこうしたほうがいいかな~とおもってふったらできたんだ!」
「ハハハ、そうか、やっぱりお前は剣より刀のほうが合ってたんだな。よし、それじゃあ明日からその木刀で練習だ!」
「うん!いっぱいがんばっておとうさんみたいになる!」
「そうか、頑張るんだぞ。……って、マズイ! 急いで帰らないとセリカに怒られちまう!」
「ほんとだ! いそがなきゃ!」
そう言って走って帰った2人だったがセリカにはしっかり怒られたのだった。




