23話
確かに、健常者がやるには難しい役割だった。
一回聾の人にインタビューしたり、生活を見せてもらう必要性を話した。
「では、それはこっちで手配しよう。」
「ありがとうございます。では、取材を兼ねて見学させてもらいます」
そこで松島プロデューサーが後ろに手を振ったので振り返ると、今話題の
俳優がこっちに向かって歩いて来ていた。
朝の情報番組で一回ゲスト出演した時に一緒になった事がある巽晋吾だ。
「晋吾、こっちだ」
「ジェニスの涼さんですね、会えてすっごく嬉しいです。」
「こちらこそ、朝の番組でご一緒しましたよね?」
「覚えててくれたんですか!嬉しいです。」
「おいおい、まずは座りなさい。これでもまだ18の未成年でね〜」
「お若いですね〜、6歳も差があるのに巽さんは凄いですよ。もう有名俳優
じゃないですか!」
「そんな事ないですよ。涼さんと一緒にドラマ出れるって事がすっごく嬉し
いんです。」
なるほど、大体は見えて来た。
息子とその会いたいという涼を主演に選ぶ事で話題声も、息子にも存在感を
アピールできるという作戦らしい。
上手く使われそうだ。
だが、これは涼にとってもチャンスだった。
ドラマなら顔も売れるし長期的に収入も入る。
ドラマの番宣もあるのでいろんな番組にも出るチャンスができる。
松島プロデューサーはやり手だと聞いている。ドラマの視聴率次第では他の
仕事にも影響してくる可能性もある。
やりがいのある仕事は涼にとっても成長するチャンスと思い引き締めて挑ま
ないと、と心の中で決意する。
食事は美味しかったし、色々な話を聞けた。
とても有意義で勉強になる時間だった。
「私ばかりが話してしまったな、すまない。仕事の事になるとどうしても…」
「いえそんな事はないです。すごく勉強になるのでもっと聞きたいくらいです」
巽は少し、飽きてきたのか欠伸が出てしまう。
「時間もいい時間だし、解散した方が良さそうだね。現場で待っているよ」
「はい!ご期待に添えるように頑張ります」
涼の真面目さは話をすれば誰でも理解することとなる。
松島プロデューサーは今回の作品の出来を今から楽しみにしていた。
間違いなく成功する!その確信は涼と話してみてより実感したのだった。
「涼さん、いい人でしょ〜」
「そうだな…人に好印象しか与えないというのも、一種の才能かもしれんな
だが、世の中は見た目が重視される。そこを覆すドラマにするんだ。」
「うん、わかってるよ。」
息子のやる気をどんどん伸ばしてやろう。
そう思うと、涼を誘ったのは間違いではない気がしたのだった。
涼が家に着くと電話がかかってきた。
『おい、いつまでほっつき歩いてるつもりだ!』
「今家の前だって。今日はCMの仕事以外にもドラマの出演にも誘われてー」
『いいから早く来い』
「…はいはい。」
もう、いつもの事なので家に入ると自分の部屋に荷物を置くと怜の部屋へ
といく。
「今からシャワー浴びて来ても?」
「遅い上にまだ待たせるつもりか?」
「汗もかいてるし…怜がそのままがいいなら構わないけど?」
「そうだな…そのままでいい。脱いでこっちで足開け!」
怜の命令には従う。それが条件だったのでただ言われるがままに全裸にな
ると、怜に見えるように秘部を晒す。
「今日は自分で濡らして広げてみろ。行く寸前で止めろよ?」
言われるがままに投げられたローションを指につけるとアナルへと当てる。
入り口をゆっくりとなぞると広げていく。
まだ奥には入れず入り口だけを何度もなぶる。
十分に解れると指を奥へと這わす。
第二関節のところでしこりを探すと、何度も刺激すると全身に痺れるような
感覚が走る。
「んっ…あっ、ふっ…ぅ…」
「自分で気持ちよくなったか?もっと奥だろ?」
重ねるように怜の指が中に入ってくるとじゅぼじゅぼと音を立てて激しくす
ると涼の手が止まってしまう。
イキかけるのを必死で堪えると涙腺が潤み出す。
「やぁっ…だめっ…怜っ…もう、イっちゃう…」
「そうか、ならしっかり我慢しろよ?」
「だっ…だめぇ〜!!」
奥に入れたままグリッと抉ぐると先端からこぼれ始める。
涼は前の竿を掴むと先端を押しつぶすように掴んだ。
それでも止まらなかったのか透明な液体がブシャッーーーと飛び散っていく。
「ご、めんなさい。ごめんなさい…止まらな…い…」
怜の機嫌が悪くなるとばかり思っていたが、逆に上機嫌になると溢れて滴る
液を舐めとった。
ちんこを握りしめて固まる涼の手を退けると涼のちんこを怜が初めて口に咥
えた。
動揺する涼を尻目に吸い上げるとすぐに中から精液が溢れ出して来た。
口で全て受け止めると涼にキスすると流し込んでいく。
「んんっ…ふぁっ…むっン!ん〜…ごっくん」
喉を鳴らすと全部飲み込むと唇を離した。
「美味かったか?自分の精液の味は…今日の食事にかけてやりたいくらいだ」
一瞬怖いと思ってしまう。
あの食事会に怜がいたらどうなっていたのか…。
絶対に途中で何をされるかと気が気でないだろう。




