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スキャンダルアイドル  作者: 秋元智也
15/55

15話

スタッフと共演者達に挨拶回りをすると楽屋へと戻ってきた。


まだ他のメンバーはきていないようだった。


「なぁ〜?まだみんな来てねーし、しゃぶれよ?」

「…は?」


耳を疑った。

いつメンバーが来るかも分からない楽屋で男の男根をしゃぶれと言って

いるのだ。


「ここは楽屋だぞ?家じゃないんだ!そんな事できるかよ!」

「早くしないと誰か来るぞ?それとも無理矢理やられたいか?それなら、

 すぐにズボン下ろせ。すぐに済ませてやる。」


冗談とも思えない声色に涼は、怜の足元に腰を下ろすとズボンのチャック

を下ろし中のを引き摺り出した。

もう、半勃ちになっていた。


ごくんっと唾を飲み込むと震えながら口を開いた。

楽屋の外で話声が聞こえ出す。

いつ誰が挨拶に来るか分からないし、メンバーが来る事もある。


メンバーならノックも無しに入って来るからドアを開けられれば、男の男根

を咥えているのが丸見えになってしまう。


何度もしゃぶっているせいかだいぶんと上手くなってきた気がする。

最初の頃に比べれば口だけでイカせる事もできるようになった。


くちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅっ…じゅるるるるっ…ごっくん。


怜の出した精液を口で全て受け止めると無理矢理喉に流し込んだ。


「よくできたな。いい子だ。」


まるでペットにでもする様に頭を撫でると首筋からゆっくりと触れていく。

耳をそっと撫でるとくすぐったそうに首を傾けた。

口の横に飛び散った白濁色の液を指で拭いとると舐めさせた。


「もっと綺麗に舐めろよ?」

「…もういいだろ?」

「あぁ、行っていいよ」


怜に言われると立ち上がると口元を拭いながら楽屋を出て行く。

トイレへとまっしぐらに走った。


 (口の中が臭い…まだ精液の臭いがずっと付き纏っているようで気持ちが悪い)


携帯用の歯ブラシを持つとトイレへ急いでいた。


春がたまたまエレベーターから降りてきて、久しぶりに涼を見つけて抱きついて

きたのだが、すぐに振り解くと今にも泣きそうな目で走ってその場を去った。


会話なんてできない。

話せばこの臭いで何をしたかバレてしまう。


こんな事をしているなんて…誰にも言えない。


春からしたら、予想外の涼の行動に少し戸惑った。

久しぶりの涼は腕をいきなり振り払って逃げるような奴じゃなかったはずだ。

礼儀正しく、温和な性格だったはずなのに…。

今にも泣きそうな顔で逃げ出した理由はなんなのか?


考えながら楽屋へ入るとそこには珍しい事に怜の姿があった。

こんなに早く来る事なんて始めてかもしれない。


「珍しく早いな?どーゆーつもりだ?」

「別にいいだろ?」

「ふ〜ん…?なんだこの臭い?少し臭くねーか?」

「あぁ、さっきスタッフの女に抜いて貰ったからな。その臭いだろ?」

「お盛んな事で…、いい加減自重しろよ?」


会話の最中に涼が戻ってくると気まずそうに春の横に座った。


「さっきは…ごめん。ちょっと驚いちゃって…」

「あぁ、気にしないでいいよ。涼は大丈夫か?顔色が悪いぞ?」

「うん…平気。メイクさんに怒られちゃうかな。」

「そうだな〜、きっと明るい色で頼んだ方がいいかもな?」

「うん、そうしてみる」


遠慮がちに笑う姿はいつもの涼だった。

さっきの表情はなんだったのだろう?


「涼、あのさ〜さっきのって…」

「お!春と涼はいつも早いな〜、いつもの遅刻魔と違って…えぇぇぇーー!

 なんで今日はお前が早いんだよ?」


聖は怜を見ると驚くように後ずさった。


確かに、いつも遅刻か、もしくはギリギリの人間なのでこんなに早くいるな

んて信じがたい事だった。


「春、今日って雪降るっけ?」

「失礼な奴だな?」


怜は怪訝な表情を浮かべると視線を外した。

怜はさっきまでここでやっていた事を思い出すと一人で笑い出した。


不気味すぎて聖は顔をしかめたのだった。

まさか、ここでさっきまで涼にしゃぶらせていたなど、みんなは知らない。

それが怜をより興奮させた。


「なんか変なにおいしねーか?」


聖の言葉に涼は顔をあげると固まった。

なんて言えばいい?

どうやって誤魔化せばいい?


迷っているうちに春から答えが帰ってきた。


「それは怜のせいだ。スタッフにしゃぶらせたんだとよ!」

「こんな籠ってるところでヤんなよ!バカじゃねーの?」


春の言葉と聖の批判にドキッとさせられた。


「なぁ?涼もそう思うだろ?」

「えっ…あぁ、うん…そうだね。」


歯切れが悪い言い方になってしまった。


「お前らには関係ないからいいだろう?それに全部飲んでくれる子だから

 そんなに匂わねーだろ?」

「臭うわ!くせ〜わ!」

「そうだぞ、仕事場でそんな恥知らずな事をするなよな!ってかそれどん

 な女だったんだよ?」

「ふ〜ん、恥知らずな事ね〜?黒髪ショートのきっつらとした細目で目が

 綺麗だった子かな?」


怜がもったいぶったように言う。


「おうわぁ〜マジかよ。キモっ…涼もそう思うだろ?何か言ってやれよ!」


聖の言葉に何も言えずにいた。

その相手が自分なのだと言うわけにもいかず、苦笑いを浮かべた。


「涼は怜に優しいからな〜。少しは嫌な事は嫌だって言っていいんだぞ?」


春はいつも味方でいてくれる。

それには助かるが、今はこの話題から早く変わって欲しかった。


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