カフェの内緒話〜Side刹那
『あれ?美鈴っちは?』
昼下がり事務所の1階。
カフェにて、お気に入りのピザトーストを食べていると。
アキさんがふらふらとやってきて口を開く。
んんんん?アキさんってば、美鈴さんをお気に入りですね〜
まぁ。自分もなんですけどねぇ。
「今日はお休みなので。お買い物行ってますよ〜。」
『あぁ。あの子服ダサいからたまにはいい服着せた方がいいね。でも1人で平気なの?』
「1人で?まぁ。平気ですよ。近くのショッピングモールですし。秘密兵器もつけてるので。
ただ、1人でいい服を買えるかはどうでしょうねぇ。」
『⋯⋯無理か。で。初仕事どうよ?』
「ん?美鈴さんですか〜?」
『そうに決まってるでしょ!』
「こないだのお仕事で、対象者をぶん殴りました。
あ!アキさん。チョコレートパフェください。」
『まじ(笑)笑える。』
「それが。痛いって相当驚いてられましたよ〜。
アキさん!チョコレートパフェを!」
『ちょっ。まって?!えっ!?【痛い】って言ったの?!』
「はい。」
アキさんは自分の前にチョコレートパフェをドンっ!と置くと興奮が収まらないような声を出す。
『幽霊にだよね?あんたにじゃなく?!』
「はい。」
『マジか〜。本物じゃん。ヤバいね。』
「はい。ヤバいっすね〜。まぁ。本人は分かってないので。しばらくはそのままでよろしいかと〜。」
そうなんですよねぇ。
幽霊は痛くも痒くもないんです。
触られても感じませんし痛くもない。
でも美鈴さんが殴ると痛がる⋯⋯。
『やっぱ特別な子だわ。』
「はい。」
特別な子です。
と、その時。
ぷるるるると携帯電話が鳴る。
「はい。あぁ〜美鈴さん。どうしました〜。
お買い物できましたか〜?
そうですかそうですか〜。
で?あーはいはいはい!いいですねぇ!!
ぜひ!!!」
電話を切ってチョコレートパフェを食べ始めると。
『美鈴っちなんだって?!』
「今駅についたそうで。気になっている商店街のたこ焼きを買ってくるそうです。」
『あぁ。駅前の?いいねーじゃぁ、あんみつと冷たい飲み物用意しておくか。』
「自分も!」
『よく食うねえ〜見た目正方形になるよ。』




