ep.63 八軍閥の国・フリサコ 攻略戦2
トンネルを抜けて城砦に侵入したスワリスは、仲間と共に通路の確保を図っていたが、多勢に無勢で徐々に追い込まれていた。
スワリスに3人が襲い掛かる、スワリスはサイドステップで間合いをなんとか確保する。
「逃がすか!」
スワリスに槍の突きが迫る。
「躱しきれない・・・」
鋭く鈍い突き、飛散する血とともに人間の肩が吹き飛んだ。
「待たせたな・・・」
レッドの剣が、血と月明かりで怪しく光る。
一気に飛び出した、一振りで、胴を切り裂き、二振りで脚を切り落とし、三振りで首を飛ばす。
「ぎやああああああ!」
被害者たちの叫び声がこだまする。
兵士が斧で切りかかる、バックステップで躱し、すぐに突進し突きで喉をぶっ刺す。
「トロいんだよ!」
「レッドに続け!」
トンネルを抜け、次々と、城砦内に兵が侵入を果たしていく。
・・・・・・
「門を開けるぞ!」
レッドを先頭に門に押し寄せて行く。
「まったく、人使いがあらいねえ」
スワリスは、落ちている短槍を拾うと、ふっと一息ついた。
門の上から、フリサコの将軍が叫ぶ。
「門を守れ!押し返せ!」
言葉むなしく、レッド達の勢いを止めることは出来ず、門が開かれる。
同時に、どどっとエムリアの軍勢がなだれ込む。
「一気に城を落とせ!」
兵たちが城の内部に押し寄せていく。
・・・・・・
オリバ=アルガセリンは、城内に突入していた。
「まったく、ここの領主はどこにいるんだ?」
(ん?)
兵に守られながら、逃げ出そうとしている男がいる。
(あいつか?)
オリバが近づくと、兵士が剣を抜いて切りかかって来る、振り下ろされる前に素早く相手の剣を弾くと蹴飛ばす。
相手が体勢を崩した瞬間に腹に剣を突きさす。
「邪魔だ!」
蹴飛ばしながら剣を抜く。
「おい、お前がここの領主か?」
「わ、私はガームダム王国の男爵なるぞ!
私を殺すということは、ぐあっ!」
オリバの剣が一閃、首が跳ね飛んだ。
「やれやれ、その爵位とやらに守って貰えれば良かったのにな」
・・・・・・
総大将クラインのもとに報告が入った。
「敵総大将・ルタウサ=ホードマンを討ち取ったとのこと」
「うむ、そうか」
レキが言う。
「クライン殿、見事な采配でした。
これでフリサコも我らが手中に落ちましたな」




