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プレゼント
瞳しか動かせず
時間だけが過ぎていく
『なんで、その悪魔が、私に何をしたの!』
心で叫ぶ
「ふふっ、
君の嫉妬と憎しみが、とても美味しそうだったから、
君にプレゼントをあげたのんだ、その体素敵だよ
欲望にすいつき黒く染め、動けなくするの」
舐め回すように、私の真っ黒な体を見つめている
「あっそうそう、それはね、常識なんかを食べちゃうの、
そして、頭まで真っ黒になったら、君の理性が無くなって、欲望に従順になる。
ふふっ、もうすくだよ、君が羽化するのは、楓さぁ、羽ばたくんだ」
ビビッと、体に電気が走ったように痺れ、楓の心は暗闇の奥深くに、悪魔によって捕らえられた




