33/53
悪魔のささやき
どのくらいたったのだろう
気が付けば、頭以外が
真っ黒に染まり、体の自由も
無くなっていた
『はっ!なんで、こんな事に?』
「ふふっ、君って面白いねぇ」
小さな声が辺りに響き渡る
瞳を動かし声をするほうを見ると
そこには、髪が紅く、瞳が紫の
綺麗な顔立ちをした、体の細い
男がこちらを見ている。
にやっと笑う顔
余りの怖さに
一瞬息が出来なくなった
『だっ、だれなの?』
声が出ない
私の思考を読んだかのように
「俺かぁ、まぁ
俺自身よくわかっていないんだ、
悪魔なんて呼ばれてるよ」




