表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰り道、はなし話  作者: vastum


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
81/140

「ザ・ロード」

「今日さ、ちょっと寒くない?」


「まあ、昨日よりは」


「さっきコンビニ出た瞬間、風強くてびっくりした」


「この時間の風って急に冷たいよね」


「それで思い出した本がある」


「寒い小説?」


「そういう感じ」


「ヒント出す?」


「お願い」


「世界」


「うん」


「ほとんど終わってる」


「終末系?」


「そう」


「しかも」


「うん」


「父と子」


「……」


「分かった?」


「ザ・ロード?」


「正解」


「マッカーシーだよね」


「そう。読んだことある?」


「途中まで」


「かなり暗い」


「世界ほぼ灰色だしね」


「食べ物もない」


「人もほとんどいない」


「ねえ」


「なに?」


「もしさ」


「うん」


「本当にあんな世界になったらどうする?」


「難しい質問だな」


「考えてみて」


「うーん」


「たぶん」


「うん」


「歩く」


「歩く?」


「止まったら終わりそう」


「なるほど」


「本の中でもずっと歩いてるもんね」


「そっちは?」


「私は多分」


「うん」


「火」


「火?」


「暖かい場所探す」


「確かに」


「ねえ」


「なに?」


「ザ・ロードってさ」


「うん」


「結局、何の話だと思う?」


「生きる話?」


「それもある」


「でも」


「でも?」


「一緒にいる話」


「……」


「それ分かる」


「世界終わってても」


「うん」


「二人は歩いてる」


「そうなんだよね」


「ねえ」


「なに」


「もしさ」


「うん」


「この帰り道」


「うん」


「街なくなっても」


「うん」


「歩くと思う?」


「……」


「沈黙長い」


「考えてる」


「うん」


「多分」


「うん」


「道あるなら」


「それだけで十分?」


「多分」


「……」


「それ」


「うん」


「ザ・ロードっぽい」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ