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祭り準備の手伝いをしよう

あれから3日が経過した。未だライトさんの生存確認は不明のまま。

「ライトさん、、」

今日も祈りを捧げる。ここ最近ダンジョンには行っていない。理由はイグニスさんの怪我のこともあるが、それ以前にお金を稼ぐやる気が出て来なかった。

1人、窓の外から月を見ながら物思いにふける。遠くの方で午前0時の鐘が鳴る。

「そろそろ寝なきゃ」

明日は早い。この街でそろそろお祭りがあり、その準備の手伝いをしなければならない。最近はあまり寝ていない。ふかふかのベッドで寝返りをうつ。ライトさんが生きてるかしつこい程考えてしまう。

(ダメだ、寝れない。)

ここまでライトさんの事を思うのは、やはり心配だからだろうか。昔から教会の者に「ミナは心配症」と言われていた。それとも別にあるのだろうか、異性の事を思う理由が。

(あーダメダメ!考えたらキリがないよぉ!)

結局その日は一睡も出来なかった。

ーー翌日ーー

朝のギルドは騒がしい。ダンジョンに行くための許可証を出したりクエストの争奪戦でごった返すからだ。普段ならライトさんが朝早くからクエストの受注をして、私達を待っている。けど、今は彼はいないし何よりイグニスさんの怪我のこともありクエストの受注をしていなかった。だから朝の争奪戦は私たちには関係ない。ただ騒がしいギルド内を朝食を食べながら横目で見ているだけである。

そんな時アイナさんが話しかけてきた

「ミナ、今日ってお祭り準備の手伝いでしょ?」

「そうですよ?」

「ごめんだけど、1人でお願いできない?ほらイグニスを起こさないと行けないし、それとあいつはまだ怪我してるから、、」

「いいですよ」

元々自分1人で手伝いに行くつもりだ。アイナさんは介護もあるからそれぐらい予想していた。

「ふあ〜あ、、お〜す」

イグニスさんが大きなあくびをしながらギルドに降りてきた。

「遅い!」

朝のアイナさんのイグニスさんに対する開口一番。

「悪りぃ悪りぃ」

全く悪びれる様子もなく、再び大きなあくびをしながら席に座る。

「そうだ、言いたいことあんだった。おいミナ」

「ひゃい!なんでしょうか!」

いきなり名前を呼ばれてびっくりした。一体私になんのようだろうか

「お前祭りの手伝いやるんだったか?」

「そうですけど、、」

「俺らの評判が下がるような事はするなよ。」

そうきましたか。確かに彼らにとって評判が下がるのは大変な事だ。上がれば上がるほど信頼度も上がるので頼られやすい。

「わ、分かりました」

私はパッパと朝食を食べ、ギルドを出て王都の広場に向かった。

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