2.11
ラミエルを抱きしめる母さんは、慰めていた。
抱きしめた腕の中でラミエルは泣いていた。
「そろそろこの永遠の理を砕かないと行けないの。貴女にだってそれぐらい分かるでしょ?」
「分かってるけど…貴女に死んでもらうのは困るの…」
「蘇らせればいいじゃん」
「簡単に言わないで…蘇らせるには色々と条件が…」
「条件て言われても…。あ、そうそう。不老不死の解毒剤もう大陸中に回ってるよ? ここにいつ入ってくるかわかんないけど」
「な、なんで…そんなこと…」
「うーん、死ぬ人もいると思うけど死なない人がほとんどだと思うから大丈夫」
「え? どういう…」
「みんなコールドスリープ状態だった人は死ぬことはまずない。しかし、コールドスリープをしてなくそのまま不老不死の薬を飲んだものは死ぬてことになってる」
「それてつまり住民は大丈夫だけど研究員がやばいてことなんじゃ…」
「そうなんだよね…」
「どうするの…」
「まぁ、秘策は色々あるからじゃこの辺で消えるとするよ」
「ちょっと待ちなさい!」
そのままの勢いで二人は部屋から出て行ってしまった。
「なんだったんだ…」
「よくわかんない…」
「お姉ちゃんなら蘇生ぐらい楽勝でしょ?」
「楽勝だけど半日寝込んじゃうデメリットが…」
ぼつぼつと話しているエルとルルの話を聞いていると、その事を伝えればあの二人の関係とか研究員も、助かるかもしれない!
「問題なのはあの石があるかどうかなんだよねえ」
「ここに置いてきたとか言ってたじゃん!それ使お?」
「迷ってる時間もないしそうするかぁ〜」
エルはそのまま、部屋から出てどこかに行ってしまった。
ルルはじっと俺の膝に座ってきた。
頭を撫でてやると何故か猫耳が生えて嬉しそうにしていた。
さっきまでとは全然違う…。
「ルルちゃん、さっきまでとは全然違うね」
「あの人苦手だから…」
「苦手オーラバリバリに出てたよ?」
「ええ…。でも愛理さんとは仲良いからそんなに悪い人には見えない。色々教えてくれたし」
表情もさっきより明るくなり、いつものルルに戻っていた。
「そういえば、エルは何取りに行ったんだ?」
「えーとね。賢者の石?だったかな」
「マジか…」
「賢者の石て言ってもお姉ちゃんが作ったやつらしいけどね」
「やっぱエルは天才だったか…」
「お姉ちゃんは四姉妹の中で最強だからね。本気になると紫漣も勝てないかもよ?」
「エルの稽古受けてるからめっちゃ分かるわ…」
小学生の頃からエルと稽古をしていた。
最近はしなくなったが…。
そんなこんなでエルが戻ってきた。
「あ、お姉ちゃんおかえり」
「ただいま」
「あれ?石は?」
「もう使ってきた。皆お昼寝中」
「行動早い!」
エルはそのまま倒れエリシアに教えてもらった部屋のベッドの上で寝かせてあげた。
「半日寝込むんだっけ?」
「うーん今回は1日かもね。あれだけの人を生き返らせるのはお姉ちゃんでも骨だよ」
エルの寝顔を見ながら、賢者の石のことを考えていた。
賢者の石は、何も無いところから、金を生成したり不老不死になることが出来ると言われているがそんなものを作り出すエルは賢者の石よりもすごいと思った。
「さてさて俺たちはどうするか」
「図書館行こ」
「ここに図書館なんてあるの?」
「魔導書ばっかりだけどお?」
「魔導書!行く行く!」
「俺行く意味あるか?」
「ある!」
ルルに案内されるがまま堂々と図書館と書かれた扉を開けて中に入った。
本棚が何個も置かれており、本棚の中身は何千冊の本が詰め込まれていた。
「エグイな…」
「ほとんど読んじゃったからつまんない!」
「ルルここの本ほとんど読んだのかよ…」
「こ…これは!」
「アリセナは興味深々みたいだな」
「誰でもここに来たら目移りしちゃうよ!」
「しないんだが…」
「紫漣は本読まないからでしょ!」
「あは…は…は」
ここまで読んでくれてありがとうございます!
・不老不死の解除
・賢者の石
・図書館





