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2.07

「ふ〜ん。あの後こんなことがね〜。でも紫蓮と私は、カプセルで封印されてたはずなんだけど、なんで紫蓮がそこに居るの? 」

「あ、さすがいい所つくね。アリ姉。」

「あの紫蓮は、精神の塊と言った方がいいかもしれません。肉体は封印されて出てこれないけど、精神だけの姿で私達を抱きしめたことは今でも覚えています。あれがなかったらおねちゃんも私も死んでいたんでしょうね」

「精神の固塊てなんやそれ…。」


ずっと研究資料を、眺めていた母さんが突然顔を上げると不思議なことを言い出した。


「その映像は、ホログラム映像だろ? しかも体験型ホログラム映像。」

「え? 偽物なのこれ? 」

「ちょま...」


映像を見ていた紫漣とアリセナは黙ってしまい、エルとルルは真相を付かれたかのような、表情をしながら少し慌てていた。


「そんなわけないじゃん。」

「ふ〜ん。じゃあこの映像見る? 」


母さんが渡してきたのは、極秘と書かれたBlu-rayディスクだった。

早速プレイヤーに入れて再生してみると、空が血のように赤く染まり、辺りにはマグマのような物が地面を焼いていた。

その中でなんともなく溶岩の中でも闘っているのが4人の姉妹と、白い羽を生やした天使が何千体もの舞い降りていたのである。

4人とも息を切らせたがら四方八方から攻めてくる敵の魔法を受止め、それぞれの特技で跳ね返し徐々に人数が減っていくと思ったが、また再生し始め一からやり直しになってしまったのである。

四人は焦りを見せつつも、周りの敵を一掃しにかかる。

なぜか何かを護るかのように闘っているのがよく分かる。後ろを見ると、倒れ込んでいる紫蓮と、その横で回復魔法を使っているアリセナが居た。


「あいつらじゃ話にならない。いててぇ」


右腕の傷を抑えながら起き上がるとアリセナは回復魔法をそのまま続行しつつ話し出した。


「無理は良くないから、こんなに怪我するなんて普通死んでるよ? 」

「あ〜。俺は不死身だから死なねーよ。」


紫蓮はそう言って立ち上がると、そのまま四人の真ん中を通り抜けて敵の近くに着くと、次元を切るかのような動作をした途端、辺りの天使たちが一斉に地面に落ちていく。

後ろにいた四人は、四箇所の魔法陣の角にそれぞれ集まり、魔力を貯め始めた。

紫蓮は、そのまま敵の司令官までの道を作るため辺りの敵を一斉に排除し、爆風とともに刀に炎を宿しながら敵の本陣までたどり着くと、刀に宿していた炎を一斉に解放した途端、もう1つ太陽があるかのような熱が地面に降り注いだ。

その頃四人は、合体魔法を完成させ世界の法則までも覆すほどの魔法を打ち出そうとしていた。

紫蓮はロケットのように敵に突っ込み司令官を探す。

いないと悟った紫蓮は、四人にある魔法を発動させるように命じた。


「これが真実なんだけど、分かった? 」

「え? 思いっきり私も紫蓮も起きてるじゃん。しかも能力に覚醒してるし。」

「そうなんだよねぇ。しかも闘ってるし。」


二人の顔が真っ青になると途切れながらも話し出した。


「こんな映像どこにあったんだか…。」

「紫蓮が異常なほどの強さだからね〜。喧嘩よく売るし」

「全くだ。」



ここまで読んでくれてありがとうございますっ(*´ω`*)ノ

・真実と偽り

・本当の紫蓮の実力

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