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2.02

「だ、大丈夫? 」

「何とか....。」

「いつの間にそんな紙持ってたの? 」

「いや、これはエルが...。」

「エルちゃん来てるの? 」

「さっきまでは居たんだけどなぁ。」


テレパシーで喋ったとまでは言えない。


「じゃあ、追いかけてくる。」

「もう家だと思うぞ? 」

「えー。なら帰ってからでいいかな〜。」

「おう。」


黙りが数分続き、紫蓮はいつの間にSMPで動画サイトで何かを見ていた。


「あ、そうそう。先生から聞いた話なんだけどさ」

「ん? なんだ? 」

「退院は明日の午前中だってさ。」

「ふ〜ん。」


興味無さそうな返事をしつつネット記事を見ていると、この間の記事が載っていた。


『江木中学で爆発? 』


と書かれた大見出し記事で載っていた記事を眺めるかように見ようとしたのだが、見出しが出ただけで、内容は全く書かれていなかった。

こういう系のネット記事は、ログインしないと見れないことが多い。ログインしてからまたその記事をタップしたが、何一つ変わっていなかった。


1番下までスクロールすると、

『この記事は、極秘情報のため閲覧することができません。閲覧しようとすると通報されますので、よろしくお願いします。』

と太い文字で書かれていた。


大きくため息を付き後ろに倒れた。


「あーこの記事ね。」


倒れ込んだ隙にアリセナがSMPを観ていた。


「世間は、なんも話さないから調べたらこれよ。」

「当たり前でしょ! 国家の危機だったんだし」

「は? 国家の危機てそんな大袈裟なことじゃねぇだろ? 」

「そ、それは...。」


少し左足を後ろに引くと、


「とにかく、その記事見るよりかは、この資料見た方が早いて」


ホチキスで停められたコピー用紙の束を渡された。

表紙にはご丁寧に丸秘スタンプが押されている。

1枚めくってみると、何も書かれていない。

さらにもう一枚めくってみるが何も書かれていなかった。

ムカついて部屋の角にあるゴミ箱に投げ捨てると、何かが落ちた時音がした。


「落ちたよ〜。はいこれ」


アリセナが持ってきたのは、USBメモリーだ。

この時代では、化石と呼ばれるようになったが二千年経つ前は、かなりお世話になったものだ。

しかし、都合よくUSBの中身を見る機械がない。


「なんでこんな年代物のUSBメモリーが入ってんだよ。」

「多分情報の拡散を防ぐためじゃない? 」

「二千年前に戻りてぇ〜。」

「ほんとそれ、」

ここまで読んでくれてありがとうございます

・退院日決定

・この前の事が記載されていた記事が消去されていた

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