1.28
「いきなり大声出すなよなや〜。」
「嫉妬ですか? 」
なっな、とアリセナ。
「別にそんなわけなんかないんだから‼ 」
顔を真っ赤に染め上げながら廊下に逃げて行った。
一応授業中なんだけどなぁ〜。
と思ってそうな担任が喋りだした。
「2時間目は、まぁ自習でいいだろ。」
主席簿を教壇の上に置いて、教壇の下にあるパイプ椅子に座って何かを主席簿に書いていた。
「いいのかマスター。アリ姉。あの状態で」
「いいんじゃねぇか? いちいち構ってるとめんどくさくなるからなぁ〜。」
「ふ〜ん。兄妹だからこそいいきれることか。」
「そうなの? じゃあ降りてあげないと。」
ルルがやっと紫蓮の膝から降りてくれた。
しかし、何故か自分の机を紫蓮の机に引っ付けてこっちをじっと見つめていた。
「な、なんだよ。」
「別に〜。」
めっちゃ気になるかのような瞳でこっちをじっと見てくるので、さすがに。
「降参だ。一体なんなんだよ。」
「今からアリセナちゃんを追いかけた方がいいよ? 」
「はぁ? トイレの個室とかに籠ってたらお手上げだからいいわ。」
「屋上じゃない? よく行ってるて朝話してたけど」
エルが話に割り込んできた。
「そんなこと言ってたか? 」
「マスターが、起きてくる前に話してたからな。ルルもその時いたから聴いてたからこんなこと言ってるんだと思うぞ? 」
コクコクと頷くルル。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・嫉妬して逃走するアリセナ
・後を追いかける紫蓮





