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1.27

「本当に転校生なんですか? 」

「何を言っているんだ? 当たり前だろ」


 うんじゃと担任。

「入ってきてくれ」

「「し、失礼します。」」


朝聴いた声が聞こえてきた。

まさかと思って席を立って黒板の方をみた。


「初めまして、私は双子の姉のエブリスタ・メル・パーシバルて言います。訳してエルでいいです。皆さんと仲良くしたいので話しかけてくださいよろしくお願いします。」


エルがクラスの皆に自己紹介すると一気に歓声が上がった。

その中で紫蓮だけは、席からたちながら黙っていた。

エルがじっと紫蓮の方を見つめて笑顔を見せると寒気がした。


「は、初めまして、私は双子の妹の方の、ルスター・メル・パーシバルて言います。訳してルルてよく呼ばれてます。お姉ちゃんみたいに勇気がないので、その、よかったら仲良くしてくだちゃい」


くだちゃい? 噛んだな。


クラスメイトは、少し笑ったあとエルが自己紹介したとき同様、一気に歓声が上がった。

二人はクラスメイトに歓迎されながら、アリセナの隣の席にエルが、ルルは何故か俺の膝に座り込んでいた。


「ルル。さすがにまずいだろ...。」

「ん? 問題ない。そ・れ・よ・り」


ルルが顔を近づけていきなりキスをした。


「な、な、な...。何してるんだよ! 」

「ん? いつもしてるじゃん。」

「いやいやいや! してないから。」


クラスメイト全員から変な目で見られてしまった。

咄嗟の判断で否定したのだが、朝玄関から出たあと突然横からキスされたのである。

この事は、紫蓮とルルしか知らない。

頬膨らませながらこっちを見つめていた。

エルは、くすくすと笑いやり取りをしている二人を眺めていた。

アリセナは、焼きもちを焼いたかのように頬赤く染めながら二人を離れさせた。


「何転校初日から変なことしてるの? 」

「変なことてなに? 普通でしょこれぐらい。」

「普通じゃなーーーい!」


いきなりアリセナが怒鳴り、騒がしかったクラスが一気にしずまった。

ここまで読んでくれてありがとうございます

・転校生 エルとルル

・いきなりキスされる?

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