1.12
◇◇◇
「やはり数分てとこか...」
「何がだ? 」
「君があの刀を使える時間だよ。まぁ彼女達無しだとこんなものか...」
「彼女達? 誰のことなんだ? 」
「さぁね。目覚めれば分かるだろ? 君は俺なんだから...」
と言うと徐々にその声が聞こえなくなって行った。
意識が元に戻り目を開けると、そこは校舎の天上ではなく、保健室の天上で目を覚ました。
「あ、起きた起きた。」
「あと10分寝かせてくれ。おやすみ〜」
もう一度寝ようとして布団を被ると、
「ふ〜ん。紫蓮のためにおかゆ作ってあげたのにいらないんだ〜。」
その声を聴いた瞬間、アリセナが持っていた鍋を強引にぶんどった。
「あれ? スプーンがない...」
「ほい。これ」
アリセナの隣にいたエルがおぼんからスプーンを取って渡してきた。
「あーありがと。いただきます。」
「ちょっと待って! 」
「ん? 」
おかゆを口に入れた瞬間、おかゆの熱さに口の中が火傷になってしまった。
「熱い...冷めたやつで良かったのになぁ〜」
「昔っから同じこと言ってるから慣れたけど、今日はたまたま冷まし忘れただけだよ?」
「たまたまかよ。まぁいいけど...あれ? ルル達はどこ行ったんだ? 」
「ん? 観る? 」
「は? 」
アリセナのSMPで全校生徒決闘の生配信の映像が流れていた。
大勢の一般生徒と闘いながら全て気絶にしている3人の姿が映っていた。
「ハマってないか? 」
「ハマっちゃったね。」
全校生徒数3000人は超えるが、映像の下の方には、残り約100人と書かれていた。
「無双しすぎだろ...ていうか、俺何もしてないやん! 」
「役立たずな紫蓮は、置いといていい加減あの子たち止めないとやばいかもよ? 」
「役立たずてなんだよ! あいつが来なきゃ俺だってな! 」
「はいはい。」
そんなことを話していると配信映像の残り生徒数が10を切っていた。
「これ多分生徒会メンバーだけになってね? 」
「まぁなってるでしょうね。ていうかルルちゃん達、はまりすぎて暴走しかけてない? 」
映像に写っている3人をみると、力が暴走しかけているのか、3人の体から禍々しいオーラが見にまといながら闘っているとこをアリセナが指さした。
「ん? あれは暴走じゃないけど? 」
エルは、焦りを見せない顔でアリセナに行った。
「あれは、溜まった力の送り先が居ないからルル達に蓄積してるだけだよ? まぁあのまま貯め続けると力が暴走するけどね。」
その言葉を聴いた途端アリセナが焦り始めた。
「ど、どうにかしないと!! 」
配信を再度見るとルル達の周りを機械ロボが囲んでいた。
「あれ? 学園長の妹さん達いるけど新人くん、どこ行ったの? 」
「そういえば確かに...」
「おかしいですわ、何故あの新人さんいないのです? この子達に任せて昼寝でもしてるのですの? 」
お互いロボットの通話機能で話し合いに夢中になっているとルルが先手をきって、それぞれの機械の肩に何かを仕掛けて地上に降りてきた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
やっと書き貯め終わりそうです。
・彼女達なしだと数分?(暗黒)
・ルル達、戦闘にはまってしまう。





