1.13
「紫蓮。配信観る前に三人のとこ行ってきて! 」
追い出されるかのように保健室から出た。
三人がいるはずの校舎に向かいながら配信を見ていた。
「ふーむ。これは失格て言っていいのか? 」
「あ、あの副会長」
「ん? なになに? 」
「このデータなんですが 」
送られてきたデータを観ると、謎の者に襲われ負傷し現在保健室で休み中と書かれていた。
「ねぇ、この謎の者て一体...ちょっと待って! 」
三人から黒いイナズマが飛び出すと、向かい側に居た紫蓮に激突した。
ビリ...ビリ..
「いててて、なんだったんだあの黒いイナズマは...」
紫蓮がそういうと、自分の身に当たった黒いイナズマが無くなっており、右手にはいつの間にか、暗黒を持っていた。
奴が言っていたのはこの事なのだろうかと思っている矢先に、三人は何が起きたのか分からないようにこっちをじっと見つめていた。
「あれ? 何してたんだっけ? 」
「俺も記憶ねぇわ」
「私も無い。あるとしたら紫蓮が変なやつに倒された時ぐらいかな」
三人が愉快に話し合っているところを、ロボットのセンサーが反応して勝手に動き始め、トドメを刺そうとする時、事前にルルが仕掛けていた仕掛けを起動させた。
すると、トドメを刺そうとしていたロボットが三人の目の前で寸止めすると、五体ともエネルギーが無くなったかのように動けなくなった。
「え? え? な、なんで? なんで動かないの? 」
「いやいや、それより勝手に副会長のロボットが動いた方が驚いたぜ? こいつらが動かなくなった理由は、あの末っ子のルルちゃんに聞けば分かるんじゃないの? 」
全校生徒が気絶又は戦闘不能になった。
ドームで唯一闘ってトドメを刺した紫蓮が優勝することになったのだが、その時ふと思った。
アリセナ参加してないじゃん! あーあーバレちゃった。
エルがため息を、つきながら紫蓮達の方に向かうとルルがエルに飛びついた。
飛びついてきたルルを優しく頭を撫でてあげていた時のルルの顔は、紫蓮に撫でてもらってるくらい嬉しそうな顔をしていた。
やっぱり生まれつきでずっと傍にいた姉の方がいいんだろうか、と思いながら、エネルギー切れで倒れているロボットを眺めていた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・決着がつく
・アリセナたたかってなくね?





