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1.04

興味深々なルルとルリは今でも床を触りそうにしている所をエルとエリが止めた。

床が急に動きを遅くし始めると、目の前には普通の部屋があった。

普通すぎるだろ…。


「ほんと、」

「だね〜。」


エル達全員俺の心を読んで回答してきた。

怖い怖いぞこの姉妹達…。


中に入ってみるとアリセナと母さんは一緒のソファーに座ってなにか喋っており、二人の前方には父さんがいた。


「お、遅かったな。皆揃ったようだし始めようか」


父さんが言うと部屋の壁からワインボトルやグラスが出てきた。

すごいハイテクだな。ん? でもこんな技術今の時代だと古代の異物だろ


「それは言葉にしない方がいいと思うよ? 」

「あーやっぱり。読まれたか」


エルは常時俺の心を読んでいる。

理由を聞いてもいつも教えてくれない。しかも、変なことを考えてるとそのこと自体彼女の筒抜けなのである。

えっちなことも、筒抜けはやばい。


「ほらほら、紫蓮とお嬢さん方もこっち来なさい。」


恐る恐るアリセナと母さんが座っているソファーに近づくと何も無かったかのように反応した。


「あら、紫蓮来たのね。」

「遅い〜。待ちくたびれよ」

「わりぃわりぃ」


1人用のソファーに座ると膝にルルとルリが座ってきた。

頭を撫でながらアリセナの方をみるとやっぱり睨みつけられていた。

はぁ、これほんとどうにかならないものか…。


「よし、2人もすわったらどうだ? 」


と俺はエルとエリに聞くと、いつの間にか姿を消していた。

父さんの方をみると父さんの椅子らしきものにエルが堂々と座り、その横にエリが立っていた。

どっかの王様かよ…。


父さんは、怒らずに1人用のソファーに座った。


「話に入るが…。」


すると母さんが突然キレ始めた。


「話に入るじゃないわよこのバカ! 帰ってくるなら連絡ぐらい寄こしなさい! ていうかこの法律はまじ意味わかんないから早くどうにかしなさいよね? 法律なしにすれば元の関係に戻ってあげるけど出来ないのならなしにするから! 」


母さんは、そんなことを言うと部屋から飛び出して言ってしまった。

その瞳には、ひと粒の涙を見せながら。


「完全に怒らせたな。なにしたんだよ」

「うーん。それはだな。ついつい他の女性に見とれてしまって…。」

「ダメ親父じゃねーか!!! 」

「浮気ねぇ〜。誰かさんと一緒だよ全く」

「ていうか、アリ姉もいい加減許してあげたら? ルルとルリはマスターの妹なわけだしさ。そこは兄弟の中てことで」

「やだ」

「紫蓮の妹は、私だけなの! 絶対にそこは譲れないんだから!」

「アリセナちゃんはアリセナちゃんだよ? 一緒の姉妹だもん。それぐらいで嫉妬すると紫蓮は私達のものにするけどいいの? 」

「な…。」

「言っとくけど、可愛いが勝つんだから! 妹は可愛くないと失格なんだよ? 紫蓮の好みぐらい私達分かるんだから! 」

「なにその口こききかた。意味わかんない! そんなのやってみないとわかんないじゃん! 紫蓮の好みぐらい、私だって知ってるんだから! 」

「じゃあ、紫蓮にどっちが可愛いか見極めて貰いましょ? それなら満足するでしょ?」

「分かったわ。それならコスプレ対決しましよ? 確かお父様がいいもの持ってたはずだし。ね。お父様」

「あ、ああ。まぁな…」


アリセナとルリが言い争っていると、ルルが抱きついてきた。


色々当たってるから離れて欲しい。でもいいかもこれ…。


ルルは自分の心を読んでいるのかさっきより尻尾を振り始めた。


やっぱり超可愛い…。


褒めると更に早く振り始めた。


ペシペシペシペシペシペシ


痛い痛い痛い


ルルの尻尾が俺の足に直撃している。

感情を読んだルルは、しょんぼりした表情を見せながらも俺の頭を胸元に押さえつけながら言った。

ここまで読んでくれてありがとうございます


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