0.39
「ルル。これやばくない?」
「やばいかもしれない。そんなことより紫蓮が焼けてなくてよかったよ。」
と言って瞳には涙を浮かべていた。
その様子を観ていたルリは
「ルルは相変わらず一途だよねぇ。」
と言った。
「うっちゃい‼ ルリだってそうじゃん‼ 」
照れ隠しをするようにルルは頬を赤く染めながら言った。
「私は別に…。早くお姉ちゃんたちと合流しないと」
「話そらすなー‼」
そんなことをしている間に、いつの間にかルル達が二人の後ろに立っていた。
「別にいいじゃないか!! て、お姉ちゃん達おかえり」
「ほえ? あ、おかえり」
ルル達に気づくと話を辞めた。
「あれ? アリ姉は? 」
すると、後ろからぜぇぜぇと息をを吐きながら走ってきた。
「水ある? ていうか、なんで地面揺れてるの?長くない?」
「はいこれ、さっき自販機で買ったやつ。」
Waterと書かれたペットボトルをアリセナにあげた。
「揺れてるような気がするけど、テレビ無いの? 」
と言って辺りを見渡しながらエルは言った。
「エルお姉ちゃん。テレビてなに? 」
「うーん。魔法で言うなら透視魔法かな」
「なるほど、それを人間が作り出したの?」
「そゆこと、まぁそういうことはマスターに聞いた方が早いかな」
エルは、紫蓮のポケットからスマートフォンを出して勝手にパスワードを入力して開いた。
「えーと、これこれ」
スマートフォンのアプリを開いてSNSを観た。
すると、そこに書かれていたのはアリセナが打った巨大魔術のことと、今日本列島が沈みかけているという事だった。
「どうしよ…。」
「いやいや、エルが決めないと私達何も出来ないから」
困り果ててるエルにツッコミと真実を言うエリ。
「お姉ちゃん。紫蓮のお母さんとこ行ってみない?」
とルルが閃いたかのように言った。
「ん? あ、そか。あの人ならなんとかしてくれるはず。でも、どこにいるのか知らない」
「お母さん所なら知ってるけど? ていうか、二人とも知ってるかと思った。」
とアリセナが言った。
その時、紫蓮身体に異変し始めたのである。
「じゃあそこまで行こ。紫蓮どうしよ」
「どうしよじゃないでしょ? うーん。仕方ないかぁほら皆私に捕まって‼」
アリセナの腕にそれぞれ捕まると、アリセナが呪文を唱えた途端研究所らしき場所に転移していた。
「転移魔法かぁ納得。ていうか、アリ姉もう使うなよ? 魔法」
「ん? エルちゃんは相変わらず心配性なんだから」
「ゲホゲホ、ホントみたい…。ここまで身体がぼろぼろになると魔力のコントロールが上手く行かない…。」
研究所をさまよっていると所長室と書かれた扉を開けて中に入った。
「誰? てアリセナかぁ。ん?紫蓮‼ まさか…。」
アリセナが背中に背負っていた紫蓮を見て言った。
「お母さん。もう怖くて仕方なくて…。」
突然身体が震え出した。
「大丈夫。貴方はカプセルに入って休んでなさい。紫蓮のことは任せて」
と言って愛理はアリセナを抱きしめた。
「愛理、少し話があるんだが…。」
「なんだ、エルちゃん達も来てたのね。エルちゃんとルルちゃんは分かるけど、他の二人てもう二姉妹なの? すっごい似てるから…」
愛理は、エリとルリを観た瞬間目が輝き出した。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・日本が沈みかかっていることに気づく
・転移魔法で弱ってしまうアリセナ





