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0.21

 あれ? 記憶の欠片自体一つも無い。お姉ちゃんが全て持ってるのかな?

 私達の記憶と共に抜き出したてこと?

 でもあんな量の記憶この数日で全て持っていった?

 不可能に近いはずなのにどうして?


 進んでいる途中、何かが光った。

 あそこに何かあるはず! 進んでみよう…。


 光った場所に近づくと、くろいくうかんに一センチほどの白い球体を見つけた。

 これは、記憶の欠片?

 そっと触れると、紫蓮の記憶が頭に流れてきた。


「ルル、起きてるか?」

「あと十分、おやすみなさい」


 布団を再び、被りねようとしたが紫蓮に、布団を捲られてしまった。


「起きてるならさっさと起きろて、朝ごはん出来てるから早く降りてきな!」


と言って紫蓮は、部屋から去っていった。

私は、ベッドから起き上がるとまずスマホの通知を確認して、学校の制服に着替え始めた。

一階からは、賑やからな声が聞こえてくる。

髪に、お気に入りの髪留めをつけて降りていった。


 え? 今の記憶て…。私達の知らない記憶。

 でも紫蓮のあんな笑顔な顔は、見たことがない。

 でもどうして? 私達の記憶まであの人が変えたとでも言うの? 

 そうだとしたら紫蓮がこのままあの頃に…。そのことぐらいお姉ちゃんが考えてあるはず。


 そっと意識を自分の体に戻した。


「ふぅ、なるほどね。全部お姉ちゃんのせいかぁ」

「お姉ちゃんて、もしかしていつも偉そうにしてるエルのことか? 」

「そうそう、でねお姉ちゃんの秘密知りたい? 」

「う~ん。」

「そこ迷うの? 」

「当たり前だろ、秘密聞いたらどんなに怒られるのか分からない。」

「ほう、どんなにかぁ死ぬ覚悟はできてるてことか? マスター」


 後ろを振り返ると、仁王立ちしたエルがそこにいた。


「どうして居場所分かったんだ? 」

「監視カメラ」


 エルが、屋上の入り口に設置されている監視カメラを指さすながら言った。


「そゆことね、ていうかエルお前の妹どうにかしてくれないか…。」


 エルが、俺に声をかけた時俺にしがみついていた。


「無理」

「なんでだよ」

「ルルは、恥ずかしがり屋だから余計にそういうことするともっとひどくなるから…。ていうかほんとに覚えてないのね。」

「へぇー、ルルていうのか。よろしくな」


 コクッと首を振った後、そのまま俺にしがみついていた。

 迷惑と感じた俺は、何となく穏やかな気持ちになり、さっきとは全く違う性格になったルルの頭をなで始めた。


「とにかく、早く支度して。朝ごはん出来てるらしいから」


と言ってエルは、屋根から飛び降りた。

ルルは、エルがいなくなった途端。俺の右腕から手を離した。


「エルのこと、怖いのか? 」


と聴くと、コクっと頷いた。

俺達も屋上から飛び降り、屋上の入口から研究所に入った。

ルルは、一度離した腕をもう一度握っていた。

自分の部屋の前を素通りし、食堂に向かった。

食堂には、研究員達がエルたちが座っている椅子や机を取り囲むように、辺りの椅子に座っていた。


ここまで読んでくれてありがとうございます

・記憶の断片をみる

・エルガどこからか現れた

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