0.19
材料を揃えて調理に取り掛かると、食堂扉が開いて誰かが入ってきた。
誰だろう? 昼過ぎなのに
俺と同じように厨房に入ってくる、
冷蔵庫を、開ける音がした。何個か材料を持って俺の方に近づいてくる。
「そんなんじゃまた太るよ? 」
突然話しかけてきた。
「別にいいだろ。昼飯ぐらい好きなの食べたって」
「いいけど、もう何も作ってあげないからね? 」
後ろを振り返ると、多種類の野菜を持っていたアリセナがいた。
「そ、そそれは、マジ勘弁」
「じゃあ、この野菜たち洗ってくれる? 」
「へいへい。」
スムーズに、調理が進んでゆく。三分後には、二食目が完成していた。
唐揚げを、そっと揚げているとはぁとため息をつくアリセナだが、揚げ上がった時には、付け合せを作ってくれていた。
「作りすぎたね」
「そうか? 丁度いいと思うけど」
四人前ほどある様々な料理達を見ながら言った。
「三人分なの? 」
「そうだろ? 俺とアリセナとエルじゃないのか?」
「私とお母さんと紫蓮かと思った。」
「丁度いいじゃないか…。」
「だね。あとは盛り付けるだけと」
盛り付けを、テキパキとこなしていくアリセナ。
俺は、そんなアリセナをじっと見ていた。
「ふぅ、こんなところかなか」
綺麗に盛り付けされている料理を見ながらアリセナが言った、
「さてと、あとは持ってくだけか」
「後よろしくね。」
「おk」
一つ一つおぼんに乗せて運んで行った。
零れないように食堂の机に置いた。
すると、食堂の扉の方から眠たそうに歩くエルと眠たそうにするエルをあんないしている母さん姿があった。
「さすが母さん。気が利く」
「馬鹿マスター。起こせと言っただろうが…。ぁ〜眠い」
「エルちゃん。前より口調悪くなってない? 」
「ふわぁ〜。別に何も変わってないよ。ただ寝起きで少しムカついてるだけ」
三人は、仲良く喋りながら食事をしてるが 俺は、黙っていた。作った料理を食べてみるが、何度も試食して美味しいはずなのに、美味しいのか分からなかった。
食べ終わると、皆で食器を洗っていると背中を誰かにつんつんとされていた。
振り返ると、アリセナがなにか言いたそうにしていた。
「変なのでも入ってたか? 」
「いや、何も入ってなかったし。美味しかったからよかったけど。それよりなんでそんなに腑抜けているの? 」
「別に、なんでもない。」
「そう言われると、余計に気になるんですけど…。」
「お前は、俺の姉かよ」
「どうなんだろ? 妹かもよ? 」
「まぁ、なんでもないから。」
と言って、俺は食堂を後にした。
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・アリセナと料理!!





