0.14
「全く、もう一度聞くぞ? 紋章の主は誰だ? 」
膝に寝転がっている俺を睨みながら言った。
「エルだよな? あれ?俺さっきまで空にいたような気がするのだが…。」
「よろしい」
アリセナの膝で寝転がると、優しく撫でていた。
「紫蓮帰って来ない間に、アリセナちゃんの事は、本人に伝えておいたから彼女の事聞きたいならいい加減膝からどいたらどうなの? 」
「ああ、それもそうだな。」
起き上がろうとすると、アリセナが体を立ち上がれないような力で押さえつけていた。
「そのまま、動かないで欲しい」
頬を染めながら恥ずかしそうに言うアリセナ
横側から、エルに睨まれているが気にしないようにした。
アリセナが自ら自分のことについて話してくれた。
しかし、膝枕されたままのため何も頭に入ってこなかった。
「てな感じなんだけど…。」
話したいこと全て話したのか段々と何も言わなくなっていくと同時に、頬染めているのが分かる。
「まぁそんなとこだ。あとは、これにしておいてくれ」
契約書
我、学園長エブリスタ・メル・パーシバルは、二人を特別生徒とすることをここに誓う。
二人を我が子であるように接し、差別が無いようにする。
二人に危害を加える輩が現れた場合は、即刻対処する。
二人の教育を我自信が行うべし。
署名・白松紫蓮
・アリセナ
「よし、これで終わりだ。あとは教室に紹介するからついて行きてくれ。」
「教室? 個別指導じゃなくてか?」
「それ大体の生徒が聞いてくるが、そんなことしてたら人件費かかるから、一般生徒の方はしない。しかし、特別生徒の場合は、授業中二人の生徒に一人の生徒が付くようになっている。普通は、私じゃないんだが愛理に頼まれたし、それに誰かさんの暴走を止めないといけないから、私がすることになった。まぁ椅子は別だけど」
「当たり前でしょ…。」
「当たり前じゃないから、特別生徒は、担任との仲を深める為に一緒の椅子に座ることになっている。まぁほとんど教室なんか使わないけど…。」
「最後の落ちやば」
「おっと話してる間に着いてしまった。」
教室の引き戸を開けていく。
徐々に見えてくる教室の光景に、目を疑った。
机は、パイプの机ではなく列記とした木の机であり、めちゃくちゃ高そう。
椅子は、三人以上座れる黒い色のソファー
黒板は、ホログラムできたいた。
「お、新人来たか」
空いた扉の方に、身体を傾けながら言う図体がでかい男。
「ふふ、新人さんですの? 何年ぶりでしょうか?」
ドレスを身にまとい、上品な態度で振る舞う女子。
「馬鹿ではなさそうでなりよりです」
メガネの鼻の部分に手を当てながら言う男子。
「ようこそ、我ら特別教室へ 」
クラスの学級員のような女子が歓迎してくれた。
「どうも…。」
「よろしくお願いします」
二人は、挨拶を同時にした。
そんな二人を見ていたエルが、
「まぁ、あとはお前達に任せるよ。マスターおやすみ」
と言った途端。エルの姿が黒いモヤに変わり、右腕の紋章に吸われていった。
なんだったんだ? おやすみて一体
「ほほ〜、学園長のマスターか、ふむふむ。たしかに君からは学園長と似た魔力と技の磨きを感じる。」
とメガネをかけた男子が言う。
二人は、しばらく沈黙する。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・空から帰ってくるw
・教室に行く





