0.12
「とにかく! 一般生徒と君達二人とでは、次元が違いすぎるの! 何があっても一般生徒と決闘なんかしないで…。貴方達と決闘したら彼らは…。」
瞳に涙を浮かばせながら、話していた。
二人は、向かい合って言った。
「「何があっても、止めてみせる‼ 」」
その言葉を聞いたエルは、泣きやむ。
「と、とにかくだ。貴方達二人は、特別生徒となる。ベルモット、そろそろ出かけるぞ」
「分かりました。ヘリの用意は、既に整っております。君たち二人も着いてきなさい。」
話を途中で中断するエル。学園長の机の後ろの窓には、黒いヘリコプターが降りていた。
二人は、学園長に案内され、ヘリコプターに乗った。当然エルも一緒だ。
全員ヘッドホンを付けると、ヘリコプターは、高度を上げつつ、目的地に向かった。
「とにかく、二人にはこれから行く施設で検査を行う。まぁ心配するな、二人がよく知っている場所だぞ? 」
二人は、首を傾けながら話を聞いていた。
目的地に着いたのか高度を下げていく。
「そのまま、そのままお願いします。」
下で白衣を着た男がヘリコプターを誘導している。
ヘリポートに、無事着陸すると、目の前にいたのは、母さんだった。
「あれ? 地下だったよな? 研究所」
「入口は地下と上空からしか入れないからね。あと転送装置」
「なにそのだめな仕様は…。」
「とにかく、三人ともおかえり、あと学園長先生二人をよろしくお願いします。」
学園長に頭を下げる。 学園長は、焦りながら否定した。
「い、今の僕は、学園長じゃないので…。アリセナくんの隣にいるのが今の学園長ですので、ひ、失礼します。」
ヘリコプターに、戻ろうとした学園長にエルが声をかけた。
「おい待て、逃げられると思ったか? これからたっぷりお仕置だ」
怖い顔で、学園長の右腕を掴む。しゃがみ込んだ学園長の右腕を引っ張りながら扉に入っていった。
「とにかく、二人は検査があるから入って」
「はいよ」
「はい。ただいまです。」
アリセナは、上品な振る舞いをしながらもただいまと、研究員全員に言っていた。
どんだけ真面目なんだよと思っていたが昔からそうだった気がする。
「紫蓮そっちの部屋ね。アリセナちゃんはそっちね」
お互い部屋に入ると、急に蛍光灯がつき始める。
二人が入ったことを確認したのかアナウンスが流れ始めた。
「では、紫蓮は、目の前にある刃物を選んでね。アリセナちゃんは何もいらないでいいんだよね? 」
「はい。あっても邪魔なだけですから」
お互い部屋が離れているはずなのに、声が流れてきていた。
目の前の机から、日本刀を取り出した。鞘を少し抜いてみる。
「それじゃあ、審査始めます‼ 目の前のロボット達を全部倒してね」
アナウンスが終わると、白い壁がいきなり割れ始め奥から複数体の人型ロボットたちが現れた。
鞘から刀を抜き構えた。
刀が緑色に輝きながら、向かってくるロボット達を次々と切り刻んでいく。
呼吸が荒くなりながらも次から次に出てくるロボット達を、切り刻んで行った。
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・検査開始?





