04:知識を蓄える
俺は ジンに色々と質問をしながら、まずはこの森から一番近くにあるという町を目指して歩いている。質問で分かったことを整理するとまずここでの通貨だ。
1円=1ルミナというらしい。鉱石は なんと地球で採れるものもすべてあるとのことで、通貨の材質も分かりやすくなっている。
1ルミナ=クズ鉄
10ルミナ=鉄
100ルミナ=銅
1000ルミナ=小銀
10.000ルミナ=銀
100.000ルミナ=金
100.000.0ルミナ=白金
となっているようで、この世界の一般人の平均月収が1世帯あたり6万ルミナと言ったところだ。
そして、次にランク制度について。
ランクはその人のステータスに反映して自動的に上がっていくものらしく、これよってギルドは貴族から金銭的な賄賂などの問題でランクを左右させなけらばならないなどという権力の濫用が出来なくなっているのだ。なぜならばステータスに偽造などは出来ないからだ。(※響谷は別格の存在です)
ランクの上がる数値明らかではないが、おおよその予測数値が
SSー?? 未知の領域
Sー9000〜 伝説
Aー6000〜 殿堂入り
Bー4000〜 熟練者
Cー1200〜 一人前
Dー600〜 半人前
Eー200〜 ニワトリ
Fー0〜 ひよっこ
まず、冒険者はCランクで もう立派な戦士と定められてるらしく、強くてもBがほとんどでAは世界でも20人ほどしかおらず、Sともなると知られてる中でも2人しかいない、SSに関しては まだ到達した者がいないとされている。(※お爺ちゃん 佐久間一郎はSSです)
そうやって聞いているうち響谷はあることに気づく、そう。まだ魔法を使ったことがない………。ジンについでに 魔法の使い方を聞いてみる。
「ジン、俺 魔法使ったことがないんだが、魔法ってどうやったら使えるんだ?」
「あぁ、そういえば お前は魔法を意識して使ったことがないのか……、俺を呼び出したあれも 歴とした契約召喚魔法だし、おそらく鑑定眼も魔力を集中させて使用するから魔法なんだがな。だったら、必ず一度は魔力を感じ取れているはずだ。思い出して その身体の中に流れているマナを頭の中でイメージして具現化するんだ。……そうだな、人間はその具現化するものを言語として一緒に唱えてイメージさせやすくしているな。最初は言語で出していってもいいが、魔法に大事なのはイメージをどれだけ濃厚に現実的にできるかだ、やろうと思えば 言語なしでも ほら」
というと ジンは、手から風の槍30cm程のを一本創造し、その槍を10m先の木に投げるように飛ばした。 すると、幹の直径が1.5mほどある木が木っ端微塵となっていた。
「ほらな?言語なんぞ使わなくても この威力だ、魔法はイメージが具体的なほど強い効力を発揮すると覚えておけ」
ちょっと ドヤ顔なのがちょっと気に触るが、せっかく教えてもらったのだから 使ってみようと思う。なんだったら さっきジンが破壊した木でも直してみるかな。えーっと、蘇生ってゲームとかでなんて言うんだっけ……そう!こんな感じで、木がなくなった所からにょきにょきっとする感じ!
「リザレクション 」
すると、木がみるみる内に再生していき、10秒後くらいには 元々あった木より元気に立っているとさえ 錯覚するくらい綺麗に生え変わっていた。いやぁ……、これが魔法か!思ったより簡単に治すことができたな。よかったよかった、……なんだか ジンがまた変な顔して 口開けてるよ……。まさか何か俺しでかしたか?
「響谷……お前、今 どの属性の魔法使った?見る限り 単属性の魔法じゃねぇな。治癒魔法にしても 相手は動物じゃねぇ、木、植物だ。それを蘇生するということは 少なくとも無、地、風、水属性は同時に使ってる。お前は何属性の魔法を適正としているんだ。」
「たぶん、全属性だよ」
「…………。」
ジンが少し意識を別の世界へ飛ばして10分、俺はその間 他の属性を試してみたいと 色々と手に灯したり、球体を作ってみたりと ジンが (現実逃避から) 帰ってくるまで 暇なので 属性を混ぜてみたりして遊んでいた。
ーーーーーーーーー10分後ーーーーーー
「響谷、一つ言っておく。普通の人間じゃあ持てても 属性の適正は1つ、天才が2つ、奇跡で3つって所だ!それをお前は全属性って………正直 イレギュラーな存在だ。なんでレア様から人間ごときに顕現しないといけないんだと思ったこともあったが、やーっと理解した!一つ忠告しておく、響谷 お前その力を一般人にはバレないように隠さないと大変な目にあうぞ。気おつけることだな。」
ジンに何故か 説教を説かれたが、まぁ ジンの言っていることは一理ある。この体から漲ってくるものが分からないほど鈍感なつもりはないつもりだ、……これは街に着くまでに要練習だな。
「わかってる、街に着くまでに魔力制御を少し気でも身につけるから ジンも俺が1秒でも早く上手くなるように指導よろしくな」
まぁ、そんなこんなで森から抜け出した俺とジンは、そこから見える町「中立の町 ルーラン」という町へと向かった。
『中立の町 ルーラン』
大陸が四方に1つずつとその4つの真ん中に一つ囲んであるような大陸にある町。
人族、獣人族、天族、海人族が互いに助け合い、暮らしている町。この世界の平和の象徴であり、貿易もここで盛んに行われている。
【主な施設】
・冒険者ギルド
・宿屋
・道具屋
・武器屋
・防具屋
・酒場
・教会
・修練場
・レストラン
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響谷とジンは今 ルーランから500mという所まで来ていた。町の周りには5m程の城壁で囲まれており、東西南北に1つずつ検問所が設けられていた。 周囲の平原で、ちょこちょこと小さな魔物らしきものはいるものの こちらに近づいてくることはなかった。ふと響谷は ジンについて疑問に思った。
「なぁ、ジン。お前ってそのまま町に入ったら大事になるんじゃないか?仮にも 精霊王だしさ」
「ああ、そのことなら心配することはないぞ。そもそも 私の姿を認知するには そこそこの魔法適正がないと存在自体感知することも出来ないからな。そもそも、姿が視覚できる程の使い手だったら 騒ぐこともあるまい。感知した時に こちらに注目するくらいだろう。
まあ、この町にそんなやつはいるとは思えんがな。」
精霊王って意外と存在感薄いんだなっと言おうとしたが、逆鱗に触れて 滅多打ちにされたら堪らないからやめておいた。
そんなこんなで町の南に当たる検問前まで到着した。10人ほどの列が出来ていたので、素直にその列に並ぶと、前に並んでいた女性グループ4人から話しかけられた。
「ねぇ!君どこから来たの?見たことない服装だけど、質のいい服だね…。遠くから来たの?良かったら 町に入ったらお姉さん達が案内してあげるわよ♡
(わぁ…すごいイケメン!しかも身なりもいいから どこかのお坊ちゃんかも!これは捕まえないと♡)」
響谷は自分を過小評価しているが、普通にイケメンであり、さらにこの世界に来る時に制服のまま来たことを忘れていたので 、正直目立ってしまっていた。
「いや、結構です。この町には何度も来ているので、(大嘘)お気遣いだけ頂いておきます。ありがとうございました。」
「いやいやー嘘でしょー♬何度も来ているのだったら許可証かステータスプレートを首に下げてるはずでしょ〜?悪いことはしないからさ?行きたい所があったら案内するし〜、美味しい食事処も知ってるからさ?一緒に行こ?♡」
明らかに面倒くさそうな予感がしたから嘘を言って撒こうと思ったのだが、なかなか上手くいかないようだ。




