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それは受け継がれていく  作者: 角砂糖みるく
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05:アキム

俺とジンが中立の町ルーランの検問の列で女性グループに数分間捕まっている時だった。


「おいそこの雌豚共 喚いてるんじゃねぇよ。そいつが困っているんだろうが、お前らどうせ 外面と容姿で判断して金巻き上げようとしてんだろ?そこらへんとしとかないと 兵を呼んでくるぞ?」



その男は町の方から来たみたいで推測年齢30前半といったところで、身長180後半くらいのつり目の群青色の髪をしたやつで服装としてはシンプルな布製だと感じるがよく見ると高級そうなん質のいいものだと感じたのだった。

俺はその男を見てすぐに感じ取ったことまがある。それは


「(こいつ……そこそこ強いな)』


まだこの世界の人間と少数としか出会ってないということもあるが、明らかにこの検問で並んでるやつらと比較しても格が違うと感じた、ここはいっちょ覗いてみるか。


名前:アキム=ルーラン

種族:人族

年齢:33

ランク:B

STR(筋力):5600

DEX(命中):5400

INT(知力):200

LUK(幸運):500

VIT(防御):4800

AGL(敏捷):2200

称号:上級剣士、モンスターキラー、大食らい、尻に敷かれる者、いいパパ、ギルドマスター

スキル:剣術Lv6、火炎魔法Lv2



アキムという男を見ると、女性4人は顔から汗がダラダラと流れていき、満面の笑みで


「そんなことはないですよー…?わたし達挨拶にちょーっとだけ話してただけなのでぇー……。それではこれで失礼しますねっ!」


と言って そそくさと町へ入ってしまった。てかなんですぐ入れるのに列なんかに並んでたんだよ…。

そんなことを思っていると、アキムという男がこちらへと申し訳なさそうな顔をしてやってきた。


「さっきはすまなかったな、旅人さん。今の奴らは口説きの常習犯でな。さっきみたいに列に並んでは待ち伏せをして、いい金ヅルを見つけたど思ったら そういう奴らを口説いて金を巻き上げようとするんだよ。俺の方からも何度も言っているんだが、話をまともに聞きゃーしないもんで手を焼いているところだ。おっと、自己紹介がまだだったな!俺の名前はアキムという、一応この町のギルドマスターに就任して間もない者だ。さっきの詫びといってはなんだが 検問を別口で早く済ませるように手配しよう。」



見た感じでは悪いやつじゃなそうだし、話に嘘はついていないようだ。しかし、こんな所で町のお偉いさんと出会うとはラッキーだったな、今のうちに自己紹介でもしておくか。


「あぁ、助けてくれてありがとうございました。俺の名前は 佐久間響谷といいます、田舎の方から冒険者に憧れてここにきました。こんな所でギルドマスター殿に会えて光栄です。お言葉に甘えてそちらの検問を受けさせてなもらえると嬉しいです」



挨拶を済ませると、俺はアキムに連れられて検問横の部屋に入って テーブルの上にある水の入ったコップの前に立たされた。


「それは審議の聖水というものでな、簡単に言うと 触れた者の犯罪歴によって水の色が変化したり、水が特殊な動きを示すアーティファクトというものだ。まぁ 大丈夫とは思うが少し魔力を込めてくれないか。」


なるほどな、こうやって犯罪者を探すのか。日本にもこんな便利な道具があれば楽なのになー。まぁ、とにかくやましいことがあるわけでもないので 聖杯に向けてちょーーーーーーーーーーーっとだけ魔力を込めてみる。

しかし、何も変化は起こらないかった。


「よしおっけーだ。何もなし……っと、では町に入ってもいいぞー?ようこそ!中立の町ルーランへ!お望みの冒険者ギルドは 道なりに真っ直ぐ行った突き当たりを左にあるからまず行ってみろ。今夜の宿はさっきの迷惑料として俺が受付の女にお前が来たら案内するように命じとくから安心しときな!

じゃ、俺は違う件があるから また会えたら話そうぜ、またな!」


そういって、アキムは市場らしきところへ向かって歩いていった。









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