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それは受け継がれていく  作者: 角砂糖みるく
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02:思わぬ真実。

響谷と夏希が蔵の扉を開けたとたん、強い光で一瞬視界を奪われたが すぐにそれも回復し、目の前に広がっていたのは あの草原だった。


「ここは…あの夢の…いや、でも…あれは俺の夢の中での出来事で…、夢じゃなかったのか?」


何かあるとは思っていたが、まさかあの夢の景色が広がっていると思いもしなかった…夏希はどうしてるんだろうと思い、ふと隣を見てみるとそこには……

とても美しい女性が立ってこちらを見ていた。夏希がいたはずの場所にまったく知らない人が立っていたことに上手く声が出ないでいると、その女性が口を開いた。


「思い…だした。俺、いや私は 響谷を導くために 人間のふりをしてたんだっけ……、そう、私の【使命】は…………。」


っは?何いってんだよ この女は、さっきから俺を知ったような口を聞いてるが、俺にはまったく身に覚えがない。……でも、万が一、ありえないとは思うが…一応 一つの言葉を女に問いかけてみる。


「お前、まさか夏希とかいうんじゃないよな」

「そうだけど どうしたの 響谷?」


……マジかよ。これは予想外だわ、だって蔵の前の姿とまったく違うぞ。今の容姿は髪は腰まで伸びた綺麗なストレートに身長は150cm程と低くなっており、極め付けは女性にある大きな山が出来上がっているのだ、というか声もちゃんと女性の声になってるわ。

と、響谷が頭の中で目の前の事態を頑張って処理していると、夏希(仮)が


「そうだよね、この姿を見るのは初めてだよねー、なら 改めて自己紹介するね」


と言うと 夏希は左手でパチンッと指を鳴らして 草原の上に純白の丸テーブルと椅子を2脚出し、俺をそこへと座るように促してくる。

まぁ、明らかにおかしいことが起きているが

もはや考える時間が勿体無いと思い、素直に座ることにした。そして、夏希(仮)と対面するように座ると 決心をしたような瞳を向けながら 口を開くのだった。


「では 改めて、私の名は 女神 レア 大地を司る女神です。池田夏希というのは もちろん偽名であり、人間の姿も変身の結果です。なぜ男になっていたかは記憶に定かではありませんが、一つ 言えるのは、私が存在する意義は【使命】をあなたに佐久間一郎様から【継承】するために顕現してるということです」



何を言っているのかさっぱり分からなかった。夏希が本当は女神様で、さらにこいつは爺ちゃんの使命とかいう物を継承するためにここに居るなどと言ってる。そもそも爺ちゃんは何者なんだよ、明らかに普通の人間って言うには別格の話になってるじゃねぇか 爺ちゃんは俺に何を求めていたんだ?16になったら蔵に来いと言われてきてみたらなんで親友が男から女になるんだよ……。もう意味がわかんねぇよ…、、

響谷が混乱して取り乱している姿を見て

夏…レアは


「とりあえず、ひとまず落ち着いてください。 時間はあるので ゆっくりと話していきましょう」


と言って 響谷に微笑みかける。


「まず、【使命】ということなんですが 簡単に言うと ある別の世界「ルミリアス」という世界を平和にしてほしい というのが 響谷の使命です。 佐久間家は代々 数々の別世界、異世界を悪から正していき、こちらでいう 平行異次元空間の均衡を守ってきた《護り人》の一族なのです、ですが 残念ながら貴方のお父様は継承に値する器を持ち合わせていなかったため、このことはまったく知りません。我々もお爺様も絶望をしていたのですが、なぜか 響谷には継承するだけの器が顕現なされたのです。それを感じられた 貴方のお爺様 一郎様は、自分の持てる力を受け入れられる器になる…16歳になるまで慎重に育てようとお決めになり、私と制約をなされました。

『この子はまだ赤ん坊だが 必ず 私の意志を受け継いでくれる立派な男になろう、この子が8歳になるまでお前に儂の力を少しずつ渡してほとんどを譲渡していく、その一部を使い16歳まで人間として この子を守っておくれ、残った力を16になった時に継承してくれ 頼む』

と、これまでのことが【使命についての説明なのですが、何か質問はありますか?」



レアの話を聞いているうちに、また新たに発覚した事実もあり、頭がショートしそうになったが、ぐるぐる思考を巡らせていることが次第にバカらしくなり、この世の常識を当てはめることを響谷は諦めて、すべてを受け入れることにした。

そして、冷静?を取り戻した響谷は


「なら いくつか質問させてもらう。

1.ルミリアスとは、どんな世界なのか。

2.悪とは、どんな存在なのか。

3.継承される力とはどんなものか。

聞いてもいいか?

4.異世界を放っておくとどうなるのか。」


「うん、いいよ。まずは1つ目の質問だけど、ルミリアスは、人族、獣人族、天族、海人族の基本4つの種族で構成されている世界だよ。文明レベル的には、電子機器が発達していないけれど、魔法を使った生活は根付いているね。4つの種族は、差別なく対等に平和関係を築いているから種族間の争いは起きてないみたい。


2つ目は、悪は 世界によって、魔王だったり、王様だったり、組織だったり色々あるみたいだけど、明確な原因は世界に入るまで分からないんだ。


3つ目は、継承される力はその意味の通り、先代の《護り人》が培ってきた力を後継者となる者に譲渡することです。しかし、私と制約を結んでるいるので、全てが全て 受け継がれるということはないのでご容赦してください。


そして、最後の質問だけど。簡単に言うと、異世界っていうのは ネットワークのようにみんな繋がってるような感じなんだよね。放っておいても 直ぐには影響が出ないけど、最終的には今いる地球はあらゆる自然災害によって死滅するってところかな。」



なるほど…、爺ちゃんはずっと地球のために戦ってくれてたんだな。未だに、少し半信半疑なところもあるけど、これだけ親友レアに説明されて信じられないのは俺としてもいい気持ちがしない、だったら俺は!



「レア!俺は爺ちゃんの意思を継ぐ。俺にどこまでのことができるかは分からないけど、爺ちゃんが頑張って保っていた地球の平和を俺は守りたい! だから 継承の儀式をしてくれ!」



響谷は揺るぎない覚悟をレアに伝え、ついに異世界へと乗り出すのだった。



次からやっと異世界にいけますw

文を構成するのが下手なので 少しずつ頑張っていきたいです<(_ _*)>

おかしい文章などがありましたら コメントよりお伝えしていただければ嬉しいです。














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