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【ヘリカルスパイラル】  作者: Dizzy
第1部 第16章
190/785

【第159話:楽しんで満足して】

挿絵を修正しました!


‥‥うん‥‥えっと‥‥あんまり変わってないです




今日はお休みにして、温泉に行こうと決めた。

昨夜晩御飯で少し癒やしの時間が必要だよとジュノがいいだして、みんなでいいねと温泉に入りに行くことにした。

アイ達とアイカはご飯を片付けてからもう明日のお弁当の仕込みを始める。

ジュノもなにか思いついたのかスパイラルアークの工作室にこもってこしょこしょとしていた。

ヴェスタは部屋で瞑想をして、これではイカンと思い直して航海日誌を書いた。

前回の日誌をみてしまい、これは酷すぎると戒めとして残し、今日から書くよと何度目か分からない決意をするのだった。

そうして夜は自由に過ごした翌朝。

「‥‥ジュノすごいわ」

「えへへ!」

ジュノは昨夜温泉に行くと決めてから設計し、作成まで済ませていた。

巨大な浮き輪と、巨大なエアーベッドを作っていた。

浮き輪は我慢できなくてもう膨らましてしまい、肩にかけている。

ハデハデの水着と白いパーカー、ストローハットは鍔広で、海水浴に行く格好になっているジュノ。

「このパーカーと水着も作ったの!ヴェスタとアイカのも有るよ!」

そう言って支給してくるジュノ。

同じデザインで、アクセントのカラー違いがヴェスタに。

似たデザインだが、カットがおとなしめのセパレートはアイカに。

「おそろいなんだよ!」

ジュノがにっこにこしているので、イヤとはいえない雰囲気。

「うん‥‥かなり大胆なカットね」

ジュノがすでに身につけているので、わかるが紐の部分が多く布は少なめだ。

肩紐から背中に回る紐がデザインよく編み込まれオシャレだがエロい。

アイカのは布が少し多いので、おとなしめだ。

「どうせ家族しかいないんだもん!いいじゃない」

ジュノはご機嫌でエアーベッドまで膨らましそうなので、取り上げて出発することにした。



VTOL機で移動するようになって、1000km程度の距離は直ぐそこの範囲になった。

わずか15分程度で着陸体勢に入るヴェスタは、一発でショートランディング。

にっこりの落書きに迎えられ南山脈の拠点に着いた。

VTOL機が止まる前にジュノは飛び出していった。

2回目の訪問なので、道に不安もなくジュノは絶好調に飛んで行く。

今回も外装無しなので、身軽にライフルと浮き輪を背負って飛び跳ねた。

「先行偵察いってきまーす!」

元気に申告してもう山頂を越えて降りていった。

アイカとヴェスタで見交わしてクスクス笑うと、二人も保護スーツの脚力にものをいわせて、飛んでいく。

アイカはお弁当のバスケットを守りながらで、ヴェスタと同等の動きだった。

アイ達もジュノにくっついて先行して行った。

「ジュノが楽しそうで私も嬉しいな!アイカもたのしい?」

「うん!とっても。お弁当も期待してくださいね!気合入れました」

お弁当バスケットにはワインの瓶もはみ出している。

ぴょんぴょんと坂を登って崖を越えてと行って山頂につく。

「おぉぉ‥‥今日も綺麗だね!」

先に登ったヴェスタが言う。

今日は引き潮の時間なのか左右どこまでもビーチが続いている。

白い砂の帯がエメラルドグリーンに透かし波打ち際を見せてくれる。

「ここは結構赤道に近いんですよね。南の海なのですね」

アイカが感慨深げに呟いた。

「あぁ‥‥そう言えば最初に降りた島にも北の島にもサンゴ礁なかったよね?」

ヴェスタが不思議そうに言う。

「理由は和歌有りませんが、この大陸にもないですね‥‥たしかラカンラマン王国の島々にはサンゴ礁とかラグーンも有るみたいですよ。図鑑で見ました」

そんな世間話のような話しをしていると、無事温泉に到着。

もうキャーキャーとか言ってジュノとアイ達は中で遊んでいた。

「はや‥‥そしてエアーベッドでかいなw」

ジュノが膨らませて浮かべているのはダブルベッドサイズの大きなもので、頭の方にアイ達が横になるギミックまで搭載している。

足元にはテーブル状になった部分もあり、ジュノの遊びにかける情熱の高さがうかがえた。

「おーい!はやくおいでよお!」

『おいでよー!』

アイ達も小さな浮き輪をジュノからもらったのか、プカプカと4人バラバラに浮いている。

ジュノも大きな浮き輪におしりをいれてぷかぷか。

アイカがまたランプライトの魔法をかけて、奥の方を照らす。

手前も十分お風呂として堪能できる面積があるのだが、ここは奥が玄武岩窟になっていて底しれない地底湖のようになっている。

アイカの明かりが奥に届くと、巨大なアメジストジオードが割れて中身を溢れさせている。

今日はアイカがライトの色を青っぽい色にしたので、紫水晶が美しく輝いた。

「すごい‥‥」

ヴェスタも息を呑む美しさで、ジュノも地殻だったからか目を輝かせて魅入っている。

アイカも我慢出来ないのか、しゅるりと保護スーツを脱ぐと水着に着替えている。

これは何だったら裸の方が健全なのでわ?とヴェスタは思いながら紐に着替える。

水着の一部が紐ではなく、紐の先に水着が付いているような状態だ。

「‥‥ま、いっか誰も見ないし」

ヴェスタもそう言っていよいよ中に入っていった。


「ジュノすごいです‥‥このテーブルは格子構造で強度をあげているのですね?!比重をあげずに強度を出す最適解です」

ベッドの足元に連結されたテーブル状の部分は1m程度の大きさだが、ワインの瓶が立つ平面を作り上げていた。

さすがに皆が泳いでいると波で倒れそうだったので、ランチバスケットごと置いたが揺らがずとどまっている。

「ふふふ、滑り止め構造を表面にしてあるから動かないでしょ?」

「ホントです!ジュノこれは特許請求してもいいですよ!」

ジュノはすっかりあったまったのか、エアーベッドにあがり横になっている。

温泉で温まり、エアーベッドに皆でランチを食べ、ワインを嗜みお昼寝してと、幸せいっぱいの時間を堪能した。

アイ達もジュノのくれた小さな浮き輪が気に入っていっぱい遊べたようだ。

今は3人でエアーベッドにお昼寝する頭の方に、アイ達の寝床も準備されていて、その四角く高くなったスペースに4人で仲良くお昼寝している。

こうして夕方にはきれいな夕日を見て、南拠点で晩御飯を食べる。

VTOL機に晩御飯用のバスケットが別で用意されていたのだ。

星をながめながらキャンプファイヤーもして、晩御飯。

盛りだくさんで、みなが笑顔ですごす1日となった。

帰りの飛行も問題なく直ぐに到着し、髪を洗って乾かして楽しかった思い出話し。

最後はアイ達もまた集まってジュノの部屋で全員で寝るのだった。

お昼寝したからか、結構遅くまで夜ふかししてジュノとヴェスタはこそこそ話していた。

アイカも途中まで混ざっていたが、いつの間にか真ん中で寝てしまっていた。

アイカの寝顔を見ながら、ジュノとヴェスタは手を繋いでアイカの上の乗せた。

「楽しかったぁ‥‥」

ジュノが頬をそめて言う。

本当に楽しんだのが伝わりヴェスタも嬉しくなる。

ジュノが楽しいのがヴェスタの幸せだった。

ヴェスタもにっこりときれいな笑顔。

「私も‥‥幸せだな‥‥」

ここの所しばらく見ていなかったヴェスタの本当の微笑みが見れて、ジュノも満足だった。

ヴェスタの微笑みこそがジュノの楽しみたいものなのだった。



挿絵(By みてみん)

温泉を書くので力尽きてしまいまして‥‥次に書いたのはアイ達です‥‥ちいさくて大変でした。ドット絵ですねもう‥‥あとは適当に描いたので‥‥ゴメンナサイです。


いつの日かリアルジュノヴェスタアイカを描きたいな‥‥背景を最後にかけばいいのか?!

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