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7月短編集  作者: 天雲 律
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7/21

修学旅行で一人きり

修学旅行それは学生のほとんどが、楽しみにしているであろうイベント、一日目は戦争についての勉強で博物館等を回った、もちろん一人で。


「おっユッティじゃん、ユッティはこれどう思う?」


それは昔の街並みを模した空間だった。


「上手く言葉には出来ないけど……安心感がある、懐かしさも感じるから、確かに昔の人が過ごしていたのだろうと実感するよ」


確かにーと言い友達は先を進んだ。


二日目は美ら海水族館、一人で家族に向けての水槽の写真を撮ったり、イルカショーを始めて一人で録画し、おみあげエリアでヤンバルクイナのぬいぐるみを妹の為に買い外でのんびり、潮風に当たる。


「ユッティはラムネでいいか?」


去年同じクラスだった4人の友達と話しをする、ヤンバルクイナがイメージに合わないと5人で笑い合う、妹の為と真実を言えばらしいと言われてしまった、ラムネのカラカラとした音が印象的だった。


沖縄の体験学習、シーサーを作るか、スノーケリングか、水上アスレチックか、三線体験のどれかを自由に選べれたので、人が少なそうな三線にした、すると三線を選んだのは俺だけらしく、先生に別のにしますかと問われたが、一人なのは好都合なので、三線にした。


すると生徒俺一人の為にバスが出され琉球村に移動した、特別楽器が得意なわけでは無かったが、始めは指だけで練習し、最後は専用の爪を貰うとキラキラ星が弾けた。


一人ホテルまでの道を歩く、横を見ると太陽が海に沈み、世界が黄昏色でいっぱいになっていた。




三日目炎上した首里城、何が何だか分からないまま終わった、国から旅行に補助金が出るとか何とかでチケットを貰った、昼飯を国際通りで探していると商店街を見つけ適当に、コロッケを買うだが腹いっぱいにはならないので一人になれそうな、脇にそれた店に入る。


そこは国支給のチケットは使えなかったが、この3日間海の幸を食べていなかったので、海ぶどう丼がきらめいて見えた。


奥に昼間から酒を飲み酔っ払ってる人を見つつ、始めての海ぶどうとマグロを口にする、プチプチとした触感でマグロが更に進みあっという間に食べ終え会計し、やる事は無いが外に向かう。


「ねぇユッティ美味しい飯や知らない?」


先程まで食べていた店に連れて行くと、驚かれたが飯を食べると、元気が出てきたみたいだ。


集合場所に向かう途中、アクセサリー店のお兄さんに呼び止められる。


「お兄さん達どう、修学旅行生に人気なんだよ」


呼び止められ、全員嫌ではなさそうなので立ち寄り、ネックレスを見る、赤 青 緑等色とりどりのキラキラした物だった、この旅で印象的だった黄昏色、橙色のネックレスを手に取る。


「お兄さんいいのを選びましたね、オレンジの色言葉は、親しみやすいがあります」


「ぁああユッティに似合ってんな」


皆に推され橙色のネックレスを買い、集合場所に向かう、飛行機に乗り修学旅行は幕を閉じだ。

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