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顔ハメ看板部へようこそ!  作者: 伊藤テル


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10/19

【10 図書館で案を考える、そして】

・【10 図書館で案を考える、そして】


 さて、僕と来栖先輩はまだ部室を出て、階段をおりて、ついていって、ついていって、ついていって…………合唱部の教室だった。

 いや! そう思いましたけどもっ! だんだん合唱部っぽい歌声が大きくなってくるなぁと思いましたけどもっ!

 あれこれもしやっ、と思いましたけども! あまりにも自信満々に進んでいったからぁっ!

 来栖先輩はふぅむという顔で、 

「また教室を交換していたか、合唱部め」

 僕はツッコむように、

「いやいや百歩譲って美術部はそうでも、図書室と音楽教室は教室の規模が違うので交換はしていないですよっ」

 来栖先輩は少し納得いっていない顔で、

「確かに一理ある考え方だが、俺はこの高校二年目だぞ。イチローより半年早くいるんだぞ」

 僕はすかさず、

「いや一年です。僕、半年前から一年生やっているわけじゃないです。留年していないですっ」

 来栖先輩はペコリと頭をさげてから、

「ゴメン、結構馴染んているから出会ってつい半年くらいかなと思ってしまった」

 本当はツッコまないといけないのに、つい、

「馴染んで……って! いますかっ!」

 馴染んでいるという言葉が嬉しすぎて、つい変になってしまった。

 僕が誰かと馴染むなんてこと、今まで一度も無かったので、勘違いとは言え、すごく嬉しかった。

 というかどんな勘違いだ、まさかわざとそう言って、僕を喜ばせてくださったのでは……!

 そうだとしたらすごく優しい先輩だ、僕が今まであまり周りに馴染めていない人生だったことを見抜いて!

 今、来栖先輩は考えられないほど間抜けな表情を浮かべているが、きっとそうに違いない!

「馴染んでいますかね! 僕っ!」

「あぁ、めちゃくちゃ馴染んでいるぞ! バシンとツッコんでくれてすごい心地が良いぞ!」

「どうもありがとうございます!」

「こっちの台詞だろ!」

 そう言って明るく太陽のように笑った来栖先輩。

 この部活に入って良かったなぁ。

 来栖先輩は柏手一発叩いてから、

「で、何するんだっけ?」

 この部活に入って良かったのかなぁ……いや返事しなければ、

「とりあえず僕が昨日、ホームルームで受け取った学校の地図を見て図書館へ行きましょう」

「最新のヤツだな!」

「いや多分図書館だけは場所変わっていないと思いますっ」

 図書館に着くと、思っていた以上に広かった。

 確かに地図の段階から結構広く表示されているな、と思っていたが、いざ来てみるとかなり広い。

 普通の教室の八倍くらいあるように見える。

 僕は広さに圧倒されながら、

「ここからモチーフ探すの、逆に大変ですね……」

 来栖先輩がガッツポーズしながら、

「でもやりがい! やりがいしかないな!」

 僕はもはや尊敬するように、

「来栖先輩がポジティブで助かります。いや本当に……」

 来栖先輩は力強く、

「じゃあいいの見つけたら教えてくれよな! 手分けしていくぞ!」

 僕は思ったことを聞くことにした。

「ところで来栖先輩、いいのって何ですかっ? そのいいのを決めずに来ましたけども大丈夫なんですかっ?」

「まあ大丈夫だろ! いいのって見た瞬間に衝撃を感じるから大丈夫だ!」

 そう言って来栖先輩はとりあえず奥のほうへ走っていった。

 明らかに小説と書かれた棚のほうへ走っていった。

 来栖先輩は走り出すとダメかもしれない、と思った。

 僕は図鑑の棚から見始めた。

 しかし当然漠然とした”いいの”には出会えない。

 やっぱりある程度、あたりを付けてから行動するべきだったのでは、と思い始めていた。

 動物、魚、植物、料理、いろんな図鑑を見ても、イマイチ、ピンとこない。

 それはもしかしたら、僕に顔ハメ看板の引き出しが少ないからかもしれない。

 やっぱりもっと商店街で顔ハメ看板を見たかったなぁ。

 顔ハメ看板。

 つまり顔だ。

 顔を出す、看板。

 それが顔ハメ看板。

 そうなりたいという願望を叶えることが基本的な行動理念の一つ。

 でも人によって、なりたいというモノは別々だ。

 観光地に行けば、とある観光地に狙っていけば、その観光地に興味があるわけだから、その観光地でしか味わえない恰好で写真を撮りたいという願望は一致する。

 しかしラッシーさんのお店は美術部の画に興味がある人が来て、文学部の同人誌に興味がある人が来て、単純に食事に来る人が来て、人の需要は一致しない。

 そんな統一性の無い人々がみんな喜ぶ、顔ハメ看板とは。

 いや統一性はある。

 普通に食事するなら普通の食事処に行けばいい。

 ラッシーさんのお店に来るということは、いろんな変わったモノを見たい人だ。

 絵画だってプロの絵画ではなくて、若い感性を持った学生の絵画を見たい人。

 同人誌だってそういうことだ。新しい何かが見たい人がやって来るんだ。

 というと顔ハメ看板も新しい何かがいい。

 誰かの恰好になるのではなくて、キャラクターと一緒に撮りたくなるのではなくて、看板が主役というよりも撮られる人が主役のような顔ハメ看板を。

 その時、一つの案が浮かんだ。

 僕は図鑑の棚から離れた。

 すると来栖先輩が僕の動きに気付いてこう言った。

「イチロー、まずはモチーフ選びからだ。まだ漫画の出番じゃないぞ。三枚考えないといけなくて、まだ一枚も浮かんでいない」

「いえ、来栖先輩。漫画を作りましょう」

「いや顔ハメ看板部は漫画部じゃないぞ。同人誌は作らないぞ」

 僕はあえて自信のある声で、自分を鼓舞しながら言った。

「そうじゃないです。顔ハメ看板で四コマ漫画を作りましょう! 一枚一コマの! ラッシーさんも三枚じゃなくて、三から四枚って言っていましたし!」

 来栖先輩は「おぉ!」と言ってから、

「なるほど! で! 詳しくお願いしますっ!」

「何かになる、何かと撮る、じゃなくて、自分が主役になる顔ハメ看板を作りたいんです!」

「何だかまだまだ分からないが、よしっ! 一旦部室に戻るぞ!」

 僕と来栖先輩は部室に戻り、僕は説明をし始めた。

 またいつもの並びで席に座ったが、僕の席には来栖先輩が座り、僕が教壇の前に立った。

 僕は、一枚一コマの四コマ漫画の顔ハメ看板を作るという考えを説明した。

 まだザックリとした案だから、細かいディティールは浮かんでいないけども、ハメやすいように縦長の四コマじゃなくて、正方形が四つ、二と二で並んでいる型で、というところまでは浮かんでいたので、その話はした。

「つまりぃ、ハメる人がぁ遊ぶ顔ハメ看板ということぉん? それいいと思うぅ! さすがイチローぅん!」

 すると大場先輩が挙手しながら、

「しかし、本来、顔ハメは、看板が、主役」

 来栖先輩も大きな声で、

「確かにそう習った!」

 大場先輩は説明するように、

「ハメた、人間は、看板を、邪魔しない、表情を、することが、第一だと」

 本来はそうなんだ。

 ということは僕の考えは真逆だ。

 看板じゃなくてハメる人が主役という考え方だから。

 やっぱり良くなかったのかなぁ。

 すると来栖先輩が語気を強めて、

「確かに作法としては陣の言う通りだ! だがここはイチローの新しい考え方を推したいと思う!」

 大場先輩も同調するように、

「そうだな。そっちほうが、みんな、楽しんで、もらえそうだ」

 理人くんは楽しそうに、

「作法は作法としてリスペクトしてぇん! 私たちは自由に遊びましょぅん!」

 ということは、と思ったところで来栖先輩がジャンプするようにイスから立ち上がり、

「イチローの案に決定!」

 僕がいる教壇の前へやって来て、

「ここからは俺が仕切るから任せとけ!」

 と僕の肩を叩いたので、いつもの席に戻った。

 理人くんは少し困りながら、

「でもぉん、このままイチローが仕切ったほうがぁん、話が早いんじゃないのぉん」

 と言うと来栖先輩は情けなく、かつ、しんみりとしたお通夜の顔で理人くんを見たので、理人くんが慌てて、

「ぃやでも元気の良ぃ来栖先輩の司会っぷりもぃぃわぁん」

 と空気を読んでそう言うと、来栖先輩は菩薩のように微笑んだ。

 いやそこはオーバーリアクションじゃなくて、菩薩なんだ。

 来栖先輩は落ち着いた声で、

「さて、わざわざお集まりいただき誠に有難うございます。今日は、そうですね、四コマ漫画の案を考えるのですね。よろしくお願いします」

 いや菩薩感が出ちゃってる。

 理人くんが手でメガホンみたいな形を作って、

「来栖先輩の元気な姿を見たぃん!」

 と黄色い声援を送ると、少し猫背だった来栖先輩は背筋が伸び、

「よしっ! じゃあ良い四コマ漫画を作っていくぞ!」

 と、いつもの張り切り声に戻った。

 それを見て聞いて、ホッと一息をついた理人くん。

 来栖先輩はデカい声で、

「何度も撮りたくなるような看板を考えるぞ!」

 ……何度も撮りたくなるような看板、というと、相当面白くないとダメだろうなぁ。

 でも面白い四コマ漫画なんて果たして思いつくのだろうか。

 僕は大きな不安と、何か間違っているようなトゲを胸に感じていた。

 理人くんは小首を傾げながら、

「何度もぉ、撮りたくなるような看板ってぇ、どういう看板かなぁ」

 来栖先輩は自信満々に、

「やっぱり面白い看板だろうなぁっ! というわけでオナラを主軸にしたいっ!」

 理人くんは嫌がる顔をしながら、

「えぇー、ちょっと下品じゃないのぉん」

 大場先輩も否定的に、

「確かに、食事も、出すところで、オナラは、安易、というか、不用意な安易、というか」

 来栖先輩は首をブンブン横に振るってから、

「食事も出す! オナラも出す! 顔を出す! ウケを出す!」

 僕はツッコミの感じで、

「設置してある看板でその勢いが出るのならいいですけども、出ませんよねっ」

 大場先輩は頷きながら、

「勢いが、出たところで、だ」

 来栖先輩は少しムッとしながら、

「じゃあ逆に聞くが、みんなが面白いと思うモノって何だ? 逆に聞いたが」

 僕はすかさず、

「全然逆じゃないですよっ、正当な流れですよ」

 理人くんはイスを近付けてきて、

「やっぱり私はぁ、イチローが楽しくて好きぃ!」

 そう言って、僕の手を握ってきた理人くん。

 いやでも、と僕は、

「それは個人的な気持ちというか、いや個人的に僕のことを好いてくれていることはすごく嬉しいけどもさ」

「嬉しぃぃん?」

「うん、友達からそんな好かれたことないから、すごく嬉しいよ」

 そう言うと何故か少し不満そうな顔をしながら、

「友達かぁん、そうだよねぇん、友達だもんねぇん……」

 と言ったので、どうしてだろうと思ったが、もしかするともっと踏み込んだほうがいいのかなと思った。

 いやでもまだ出会って二日で”そんな”言い方をしたら迷惑かもしれない。

 やめよう。

 ネガティブに考えることは、やめよう。

 理人くんが僕に思い切りぶつかってきてくれているんだから、僕もぶつかるんだ。

 だって理人くんの不満そうな顔なんて見たくないから。

「いや! 親友だね! 僕たち!」

 つい大きな声が出てしまい、来栖先輩と大場先輩はポカンと口を開けて、僕のほうを見た。

 う~、やってしまった……恥ずかしい……穴があったら入りたいと思った。

 すると、理人くんは僕のことを抱き締めて、

「言わせちゃってゴメンねぇん……でも言ってくれて私も嬉しぃよぉん……」

 と言ってくれた。

 良かったんだ、と、ホッと息をつくと、理人くんが顔を真っ赤にしながら、

「ちょっとぉん、イチローぅ、えっちな息を耳に掛けないでよぉん!」

 と言って僕から離れた。

 いやいや!

「息を耳に掛けたつもりは無かったんだって!」

 と慌てて喋ると、来栖先輩が、

「イチローはえっち、と……」

 と言いながら黒板にメモし始めたので、僕は慌てて、

「何でそれをメモしているんですかっ! というかえっちじゃないですよ!」

 来栖先輩は毅然とした態度で、

「いや、とにかく出てきた情報は全てメモして四コマに生かしたいな、と思って」

「ここの情報は全くいらないですよ!」

 と何だかすごく焦ってしまい、額から汗がぶわっと吹き出した。

 その様子をじっと見ていた大場先輩がポツリとこんなことを言い放った。

「オマエたち、コロコロ表情が、変わって、面白いな」

 僕は焦りながら、

「面白がらないでくださいよ! 来栖先輩の変なところを止めてください!」

 大場先輩は首を優しく横に振ってから、

「来栖は、いつも、変だから、止めようが、無い」

 そう言うと来栖先輩は少し怒りながら、

「変じゃない! 俺は決して変じゃないぞ! ほら! 陣! 俺を止めろ!」

 と言いながら手を大きく広げた。

 大場先輩は呆れるように、

「いや、どういう、ことだよ」

「陣の力で俺を抱き締めて止めるんだ! 今、止めないと俺爆発しちゃうからな!」

 大場先輩は溜息をついてから、

「何故、急に、爆発に、舵を、切ったんだ」

「たまには構ってくれ! できれば可愛がってくれ! 俺を何かのキャラクターだと思え!」

「また、馬鹿みたいなこと、言い出したな、全く」

 そう言うと大場先輩は立ち上がり、来栖先輩のことを抱き締めた。

「よし! 爆発が止まっ……いててててて! 陣! 強い! 抱き締める力! 強い!」

「来栖が、うるさい、からな」

「イタイ! イタイイタイイタイ! 爆発する! 爆発しちゃう! これは!」

 『お助けーっ』と言ったような情けない表情で大慌ての来栖先輩。

 その光景に僕と理人くんは爆笑してしまった。

 大場先輩も笑いながら、

「良かったな、イチローと、理人が、爆発したぞ」

 来栖先輩は本当につらそうな表情で、

「いやいやいや! イタイ! 爆発しちゃダメなんだよっ! そして俺も爆発しちゃいそうだよ! ギブ! ギブ!」

 やっと大場先輩が来栖先輩を抱き締め終えた時には、口からヨダレが垂れるくらい疲れ切った来栖先輩がそこにいた。

 理人くんはサムアップしながら、

「面白い顔でしたよぉん! 来栖先輩ぃ!」

 来栖先輩はゼェゼェで、

「そんな面白いは望んでいなぁいっ!」

 と言った時、僕はあることを思いついた。

「そうですよ! 顔ですよ!」

 来栖先輩は気合いを入れ直すように自分の頬を軽く手で叩いて、

「大丈夫だ! イチロー! 俺は面白い顔をしていない!」

 僕は即座に、

「そうじゃなくて、四コマ漫画の案ですよ!」

 大場先輩がビックリした顔をしてから、

「良い案が、浮かんだのか、教えてくれ」

 僕はつい挙手しながら、

「面白い四コマ漫画を作るんじゃなくて、面白い四コマ漫画を作ってもらうんです!」

 理人くんが相槌を打つように、

「どういうことぉん?」

 僕は立ち上がり、

「顔の演技、顔の面白さで四コマを作るような台詞にするんです!」

 と言いながら黒板の前に行き、考えた案を書き始めた。

「こんな感じでどうでしょうか!」

『1:A「ヤバイ……」

   B「どうしたんだよ」

 2:A「大事なモノが無くなった」

   B「えぇっ?」

 3:A「どうしよう」

   B「そんな顔するなよ……」

 4:A「……」

   B「いやそれはどういう表情だよ!」』

 それを見た大場先輩、理人くん、来栖先輩が口々に、

「なるほど、これは、シンプルで、良いな」

「オチで好きな顔が出来るのもいいわぁん」

「おぉ! これなら何度でも撮りたくなるような看板になっているな!」

 みんなが喜んでくださったのは嬉しいけども、僕にはこの懸念があった。

「でも一人で来たお客さんは楽しめないところが良くないですよね……写真はラッシーさんに撮ってもらうにしても、二人はいないと成立しないというか。ラッシーさん、店員さんを雇ったりすうるかな……」

 そう言うと、来栖先輩と大場先輩はニコニコした。

 何でだろうと思うと、大場先輩が、

「そこは、心配、するな。やりようは、ある」

 と言い、今度は大場先輩が立ち上がり、黒板に画を描き始めた。

「顔ハメ看板の、穴に、蓋を、付けて、蓋に、画を描けば、一人でも、楽しめるように、作れるんだ」

 そんな方法があるなんて想像も付かなかったので、僕は驚いた。

 来栖先輩はうんうん頷きながら、

「あとはそうだな、大事なモノのくだりも、もう少し遊べそうだな」

 そう言って二コマ目のAの頭に吹き出しを描き始めた。

 そこに財布の画を描いた来栖先輩。

「こう描けば財布を無くした顔ができるわけだな、そして……」

 と言うと、また画を描き始め、今度は指輪の画を描いた。

「こう描けば指輪を無くした顔ができるわけだ、微妙な違いだが、演技を変えることができる!」

 と来栖先輩はサムアップしたんだけども、僕は、

「いやでも画は一つしか描けませんよっ」

 すると大場先輩が、

「その場合は、紙芝居の、紙のように、好きな画が、描かれた紙を、置けるように、作ればいい。マグネットの、性質に、すれば、雨にも、強いだろう」

 理人くんは目を丸くしながら、

「なるほどぉん! そして裏面にぃ、画が描かれたマグネットをストック出来る部分を作るわけですねぇん!」

 みんなで、どんどん案を出し合って完成に近づいていく様子がすごく気持ち良かった。

 今まで生きてきた中で一番、一体感を抱いた。

 みんなで出し合った案はこうだ。

 基本的な吹き出しは最初に僕が書いたヤツだけども、吹き出しの文字もマグネットにして、自由に台詞を変えられるよう、全体をホワイトボードの性質にし、マジックペンを置くことする。

 そして絵が描かれているマグネットをたくさん用意して、画は描かなくても表現できるように、と。

 全ての顔の部分に、蝶番で顔のドアを作って、自分のハメない顔には顔のドアを閉めておけることにした。

 それにより、なんと自分で大きな四コマ漫画の写真を撮るだけの、顔ハメしない顔ハメ看板にもなるようにした。

 ここに関しては来栖先輩がどうだろうと言ったけども、恥ずかしがり屋もいるので、そうできるならそうしてもいいという話になり、そうすることにした。

 勿論、顔ハメ看板部としては、最後のオチの表情は自分でハメてほしいけども。


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