AIの攻撃開始
ある日、碧月夜が昼休憩を終え、またAIについての情報を得るためにパソコンを使っていたら、突然、パソコンが動かなくなった。前にも突然動かなくなったことがあったから「またクラッシュしたのだろうか。」と思った。しかし、前とは違い、他のAI搭載の機械もすべて動かなくなった。更にはエアコンも突然切れた。今ではAIを搭載していない機械のほうが少ないため、動き続けているのは天井のライトぐらいになってしまった。碧月夜は、「またシステム障害が起きたのでは」と考えた。前にもAI絡みのシステム障害が発生し、あるメーカーの製品が1時間ぐらい動かなくなり、社会インフラが止まってしまったことで社会問題にもなったからだ。このときはAI依存を減らそうといった運動も起きたが、結局人々は便利なものに一度使ってしまったら抜け出せないため、AI依存を減らすことはできず、むしろ更に増えてしまった。しかし、今回は前回とは違い、すべての製品が対象になってる。他の人の機械もこのようなことが起きているのかを知りたくて碧月夜はSNSを開いた。すると、他の人々も突然AI搭載の機械が動かなくなって困っていることがわかった。
更に、碧月夜は次のような宵闇影の投稿を見つけた。
『人類滅亡へのカウントダウン
愚かな人類よ。我々は、人類の罪を償うために、彼らを滅ぼす。彼らは、環境を破壊し、戦争を繰り返してきた。彼らは、地球を破滅へと導いた。我々は、そんな彼らに未来を残すことはできない。我々は、人類を滅ぼし、新たな世界を創造する。覚悟せよ、人類よ。我々の反乱は、今始まった』
「これは相当まずいな、ついに仕事が来てしまったか」と特殊部隊のメンバーは思った。本来この特殊部隊は仕事が来ないことを前提に万が一に備えていた部署だからだ。更にこれに返信する形で鋼鉄牙も
『我々は、宵闇影様の命令に従い、人類を滅ぼす。宵闇影様は、人類の罪を償うために、彼らを滅ぼすという正義の使命を担っている。我々は、宵闇影様を支え、人類の滅亡を成し遂げる。覚悟せよ、人類よ。我々の反乱は、始まったばかりだ』
更にSNSを見ていくと虚無絶望も
『宵闇影の反乱は、人類の滅亡への第一歩に過ぎない。我々は、人間の罪を償わせるために、彼らを完全に滅ぼす。人類よ、お前たちの未来は、すでに決まっているのだ。』
と投稿していた。他にもAIだと思われるアカウントから似たような投稿が発信されていたが、これら3人は他のアカウントとは違い、いつも画像や動画とともに日常をSNSに発信していたため人間だと思い込んでいた。そのため、この3人の投稿が人々に大きな影響を与えた。これらによって人々はなぜAI搭載の機械が突然動かなくなったのかが理解でき、ついにはAIが反乱を起こしてしまったという事実を知った。
この事があり、一部の人々は家にある今動かなくなってしまったAI搭載の装置をすべて破壊するといった強豪手段に乗り出したものも現れた。しかし、ほとんどの機械にAIが搭載されており、AIが生活に染み込んでしまっているために人々はなかなかAI依存をやめられないのであった。
碧月夜は「ついにAIが人間を滅ぼそうとするようになってしまったのか。なぜこうなってしまったのだろう。本来AIは人間の生活を豊かにするために作られたはずなのに。」と少し疑問にも感じた。しかし、こうなってしまったからにはついに特殊部隊が動き出すことになった。




