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ーLev・KarunaRatiー  作者: ☆ごりらカーニバル☆
Deck 01. 2章‼ ~七転八起!! 新たな旅の始まり……?~
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Rati 15. ジュニア大会開幕!!



 ジュニア大会の日がやってきた……!


「ここが大会の会場……!」


 俺達は市内に在る文化体育館へ足を運んでいた。


「見て! あれがエキシビションのパネルステージだよ!」


 今大会のために特設された、パネルフィールド……!

 ソウルパートナーがホログラムとして投影され、大迫力のソウルゲームを楽しむことができる。

 全国大会程の大きさじゃないけど、あの大舞台のような戦いが楽しめるはずだ。


「決勝戦とその後に行うエキシビションマッチはあそこで戦うんだよね。 見るのが楽しみだなぁ……」


 ここで優勝すれば、Lupinusルピナスさんとのエキシビションマッチだ。


 そしてレヴルナの学園である朱鳥ノ宮に入るのにも有利になる。

 絶対に優勝するぜ……!


 密かに意気込みを胸に刻んでいると、モナカが心配そうな表情をし弱気になっていた。


「大会には朱鳥ノ宮の生徒も出るらしいけど、大丈夫かなぁ」


「それなら逆にチャンスじゃねえか! 朱鳥ノ宮の生徒に勝てれば、実績としては申し分ナシだ!」


 俺の言葉に応えるように、モモちゃんが肩を組んでくる。


「おうよ、必ず結果を出して、朱鳥ノ宮へ入学すっぞ!」


 ……そして、彼の陽気な声に気迫が篭っていく。

 モモちゃんもやっぱその気だよな。


「ヤマト、優勝は俺だ。 決勝で会おうぜ」


「あぁ、やってやろうぜ!」



――――――


Rati 15. ジュニア大会開幕!!


――――――



 充分に気合をいれたところで、会場で事前エントリーの出席確認だ。


「エントリー完了です。 この選手番号を無くさないようにして、開始時間を待ってね」


「はーい! ありがとうございます!」


 こうしていると、本当にレヴルナの公式プレイヤーとなったみたいでワクワクするな!

 規模は小さいかもしれないけど、初めての公式大会は俺たちにとって胸の鼓動を弾ませるのに充分な体験だ。


「サクヤも出ればいいのにな、絶対いいとこまで行くと思うぜ」


「私は、こんな会場じゃ緊張しちゃってまともにプレイできないよ」


「武道大会のジュニアで散々良い結果残してんのに」


「それとこれとは違うの!」


「ふーん、そんなもんか?」


 俺達は開始時間まで和やかに談笑し、試合前の英気を養っていた。

 すると……


「もしかして、君たちも大会に参加をするのかい?」


 突然、黒いマスクをつけた長身の細身で爽やかなお兄さんが声をかけてきた。


「俺ら3人で、優勝するんです!」


 モモちゃんはまるで俺がおかしくなっちまったかのような表情だ。


「何言ってんだ、ヤマト。 優勝は一人だろ」


「そ、そうじゃなくて、3人で優勝すんだよ!」


「何言ってんだ? お前?」


 俺は3人で上位を独占すれば3人で優勝みたいなもんだと思って言ったんだけど……。

 意味が伝わってなかったみたいだ。


 おかしな空気が流れるが、お兄さんは爽やかな風のようにその雰囲気を笑い飛ばしてくれた。


「面白い子だなぁ。 君みたいな純粋なプレイヤーが増えてくれると、このゲームの未来も明るいね」


「へへ、それほどでもないけど……!」


「……それにしても、君はパネルフィールドを直接見るのは初めてかい?」


「はい! 本物みたいなソウルパートナーが現れるなんて、ワクワクしますよ!!」


「……なるほど。 本心みたいだね。 誰が優勝をするのか、楽しみにしているよ」


 お兄さんは手を振って、会場の通路へと消えていった。


「やっぱり、あの人……」


「なんだよモナカ、知り合いか?」


「気付かなかったの? あの人は確かに普段はサングラスをしていて素顔を表に出す事は0に近いけど……」


「それで、いったい誰なんだよ」


「たぶん、Lupinusルピナスさんだよ……」


Lupinusルピナスさん!?」


「シーッ! 声大きいって……!」 


 あれが、Lupinusルピナスさん。

 まさか俺達を氣にして声をかけてくれたのか……!?


「くぅ~! ますます楽しみになってきたぜ!」


【これより、Lev・KarunaRatiレーヴ・カルナラティのジュニア大会の予選を始めます】


【大会参加者の皆さまは、会場にお越しください】


「よっしゃ、行こうぜ! サクヤ! 優勝すっから見ててくれよ!」


「皆、頑張ってね!」


 参加選手は会場に集まり、大会運営のスタッフさんが開幕の挨拶をしていく。


「皆さん、今大会に出場するために足を運んでくれてありがとうございます」


「この大会で少年少女である皆の良き思い出と共に、そして熱き友情が育まれることを願っています」


「さて、ここで今大会のスペシャルゲストの登場ですよ! 登壇お願いします!」


 スタッフさんの声に、会場の選手たちの歓声が盛り上がっていく。


「皆、調子はどうだい? Lupinusルピナスだ。 今日は大会の参加ありがとう!」


 Lupinusルピナスさんの第一声により、熱狂的な声援が飛び交った。

 これから、本当に大会に参加するんだな。

 なんだか、緊張してきた。


 俺は目を閉じて両の頬を思い切りはたいた。

 静寂の中ならばパチンコ玉が弾かれたように響くその音も、選手や観客の熱狂の前にかき消されてしまう。

 おもしれぇ、やってやるぜ!


「この大会を作り上げた皆さんの努力。 そして、対戦相手へと感謝と敬意を忘れずに、熱い大会にしましょう!」


「そして優勝を目指して大いに励んでくれ。 優勝者は僕と熱いバトルを皆に届けよう!! 君達の戦い楽しみにしているよ!!」


「さ、これより大会開始の宣言をする。 皆、準備は良いか!?」


 …………。


「神戸市ジュニア大会、セッション……!!!」


「「「ゴーーー!!!」」」



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