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甲冑JINとレオタードMIO

「ロンさん、すみません、繋げます」

「はいはーい、どうすることにした?」

「MIOが甲冑買いました」

「本当に買ったの!?」

「はい、これからJINに送ります」

バニーコインや装備品やコスチュームはプレゼントできる。所謂投げ銭的なものだ。

しかしJINさんとMIOはその機能をオフにしているので、ファンからのプレゼントは受け取らない。

機能を一瞬だけオンにしてJINさんに甲冑を送った。


「JINさんの装備品リストに甲冑入ったね。それじゃそれをJINさんに着せて」

「はい」

甲冑を選び、コスチュームチェンジする。

JINさんがいつもの着物から甲冑コスチュームに替わる。


「うわっ! めっちゃかっこいいな!」

ロンさんが声を上げる。

確かによく似合ってる。

春臣も、

「MIOと釣り合わないから拒否したけど、かっこいいね」

「JINさんだから似合うんだよ」

「カメラで読み取るから台に乗ってくれる?」

「はい」

JINさんが台の上に立つ。

「ポーズはどうする?」

「あ……考えてなかった」

春臣が迷う。


「それなら俺から提案させて」

とロンさんが言う。

「対戦終わった時に、MIOちゃんみたいに勝利のポーズはないけど、JINさんってスン!って立つの知ってる?」

あ、わかる!

僅かな変化なんだけど、一瞬だけスン!ってなる。

「勝ち誇ったみたいなやつですよね?」

「そうそう! あれがJINさんらしくていいんだよね」

「そうなの? 気づいてなかったかも」

「近すぎるとわからないかもな」

「どうすればそうなるんだろ?」


「MIO、JINさん使って、俺の額をひと突きしてみて」

「なるほどね、意図的に負けるのね」

ロンさんが察してくれた。

「そうです、ただ戦闘時じゃないから上手くいくかどうかやってみないとわからないけど……」

「いい? やるよ?」

「いいよ」

ドスッ!!

NAGIが失神する。

いや、ひと突きしろとは言ったけど加減しろよ。額凹むかと思った。

「ちょっと力加減間違えた」

ロンさんが、

「すぐ台に乗って!」

と指示する。スン! は一瞬だ。

春臣がJINさんを台に乗せる。

すると、あの勝ち誇ったスン! になった。

すかさずロンさんが読み取らせる。

「OK! データ取れたよ」

画面に出してくれる。

「かっこいい!」

「MIOちゃん、これでいいか?」

「はい!」


「MIOちゃんのも作るのかな?」

「はい、そのつもりです」

「MIOちゃんはコスチューム、いつものでいいの?」

「うーん、どうせなら替えようかな。替えてもいいですか?」

「どうぞどうぞ!」

春臣が装備品リストを見る。

「結構コスチュームあるんだな」

マイクを切ってないので春臣が超小声になる。

「兄ちゃんが買った」

なるほど。


ん?

んん?

「これなに?」

「あ……それ、今のコスチュームになる直前までどっちにするかで揉めたやつ……」

「エロい」

「だから断固拒否して今のに落ち着いたんだよ」

春臣が嫌がったのは、黒のタートルネックのレオタードだった。

MIOは毛色が薄いピンクだから黒のレオタードは映えるだろうな。


「一度着せてみてよ」

「なんでそんなに喜んでんだよ」

MIOのコスチュームを替える。


エロい! かわいい! エロい!

「これはこれは……」

ロンさんも拍手してる。

「いいですよね!」

「いいね、これ」

ロンさんと二人で盛り上がるも春臣は沈黙。

「え? MIOちゃん嫌なの?」

「嫌……」

「え~めっちゃかわいくてエロくて最高じゃん!」

ロンさんの興奮が止まらない。


マイク切ってないので再び小声で春臣に話しかける。

「これ龍臣さんが気に入って買ったんでしょ?」

「そう」

「じゃあ、これにしようよ」

「ええ……」

「MIOスペシャルバージョン」

「こんなのがいいの?」

「めっちゃいい!」

「兄ちゃん、これに合わせていろいろ買ったんだけど……」

春臣がMIOに装備品を足す。

黒のニーハイブーツと黒いロンググローブだ。


「キャーーッ! MIOちゃん、えっち!」

ロンさんが大興奮。

いや、これはロンさんじゃなくてもやられる。

さっきより露出は少ないはずなのに、やたらえっちだ。

俺も大興奮。

龍臣さん、いいセンスしてる! 最高!

「絶対これがいい! これにして!」

「……俺が着るわけじゃないからいいけどさ……」


「これにします」

春臣が観念してロンさんに伝える。


「MIOちゃん、ポーズはどうする?」

「あっそっか、こっちも決めないといけないんだね」

「はい、俺から提案!」

そんなのこれしかないでしょ。

「MIOポーズで」

「俺も賛成! 絶対それがいい!」

「わかりましたw」


ということで今度はMIOに額をひと突きされる。

ドスッ!

だから加減な!

「はい! MIOちゃん、台に乗って!」

MIOポーズをする。

かわいい!

何度見てもかわいい!

それにエロいが足されてエロかわいいになった。

「眼福……」

ロンさんが悶えてる。

MIOの画像も表示される。

このコスチュームでMIOポーズはヤバいわ。

ロンさんが、

「これ、2体とも商品化したら売れるだろうなあ」

とボソッと言っていたが俺なら絶対買う。


あまりに素材が良すぎる2体のバニーに、

「俺、めっちゃ頑張るわ!」

とロンさんは俄然やる気だ。

あれ?

「え? これ、ロンさんが作るの?」

「そうだよ」

「マジ?」

「俺の本職これです」

「嘘!? 俺、ロンさんはプロ雀士だと思ってました」

「なんでよw」

「だって名前ロンだし、コスチュームの背中に四暗刻(スーアンコウ)って書いてあるし」

「プロじゃないよwただの趣味」

「そうなんだ」

「めっちゃ誤解されてるw」

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