戦闘バニーちゃん
ここで『戦バニ』こと『戦闘バニーちゃん』のゲームを説明する。
ざっくり説明すると、ウサギを育てて戦わせるゲームだ。
元々はこのゲームアプリの開発者が個人で出したものだったが、人気ゲームとなり、大手が商業化しないかと声をかけた。
「著作権は放棄しない、権利を貸す、キャラや設定を改変しない」
の条件で商業化した。
アプリから変わったのはチーム戦ができるようになったことだけ。
そこは了承したようだ。
ゲームをスタートすると、最初に網を貰える。
そして画面を所狭しと駆け回る無数のウサギをその網で捕まえるのだ。
このスタートがゲーム運命を大きく左右する。
選べるウサギは1匹だけ。
このウサギがゲーム内で自分の分身として戦う。
なぜ1羽ではないのか?というと開発者が、
「1匹の方がこのゲームっぽいから」
となにかのインタビューで言っていた。
話を戻す。
ウサギは無数にいて、大きいのや小さいの、白や黒、茶色、耳だけ違う色など千差万別。
見た目だけではなく、やたら脚が速いのやどっしりと動かないのがいたり、おとなしくてじっとしているのも、ずっとキューキュー鳴いてるのもいる。
どれを選んでもいいが、ここである程度見定めないと育てた時に自分の思うようなウサギになってくれないのだが、自分のスタイルに合ったウサギを見つけるのは至難の業だ。見た目に反して真逆に育ったりもする。
正直育ててみないとわからないので運もある。
最初に捕まえることができるのは3匹。
3匹目を捕まえるとあんなにいたウサギが1匹残らず消える。
その3匹の中から最終的に1匹を選ぶ。
一度選んだら変更できない。
俺が選んだウサギは黒ウサギ。
耳が大きくて目もデカい。
最初はかわいいと思ってただけだったが、慎重にその黒ウサギの様子を見ていたら、しょっちゅう周りを警戒し立ち止まる。
その時二本足でスッと立ち上がる姿がかっこいいなと思ってそいつにした。
ちなみにお兄さんは単純に体がデカくて運動量の多いウサギが欲しかったそう。
春臣は一番すばしっこいのを捕まえたかったと言っていた。
そのウサギを捕まえるために昼夜を問わず、隙を待った。
一瞬止まったところをすかさず捕まえた。
その時は捕まえられたことに満足してしまい、ゲームはどうでも良くなったらしい。
わかる気がする。
ウサギを捕まえたら次は育てる。
餌をやり運動させ、好きな服を着せたりしてかわいがる。
すると体が成長して二足歩行できるようになる、戦闘モードだ。
どんどん懐いて言うことを聞くウサギになる。
そうなったら主従関係の構築は完成。
こうなるとウサギは自分の分身のように戦えるのだ。
分身のように戦えるというのは、動きが非常にリアルだということだ。
それがこのゲームの醍醐味であり、難しさでもある。
とにかくコントローラーの使い方が難しすぎる。
最初に網でウサギを捕まえるのも、コントローラーの扱いに慣れる意味もある。
これを克服すると途端に面白くなる。
戦闘によってウサギは成長していく、レベルアップする。そして勝つと賞金が貰える。
一人よりもチーム戦の方が山分けするため、賞金が少なくなるのでチーム戦の方が不利だが、協力しないと倒せない相手もいるし、助けてもらいたい時に助けてもらえるメリットもあるので、好んでチームを作る人も多いが相性の問題があったり、対人関係で揉めることもある。
ずっと一人でプレイしてる人もたくさんいる。
俺も基本はそのスタイルだ。
ウサギのジムも存在してて一定期間預けると指示した通りに育って帰ってくる。
ムキムキにしたいとか、絞りたいとか、強化したい部位を鍛えるなど注文は飼い主が決められる。
ただ育ててもらうにはお金がかかるので、その費用を捻出するためにも戦ってお金を稼ぐ必要がある。
稼ぐために戦うのか、戦うために稼ぐのか、どちらとも言えない。その人次第。
ノーマルウサギのままでも充分かわいいので何もしないで愛でたくなるのだが、このウサギたち、かわいい顔して戦闘しないとどんどん弱る。戦闘に飢えた戦うウサギなのだ。
戦わないと病気がちになり衰弱し、最悪死んでしまう。
このゲームは戦闘ゲームだが死なないのが売りの一つでもある。
倒しても殺しはしない。
戦闘モードの時につけるグローブと靴に電流が流れる仕組みになっていて、感電させて倒す。
唯一死ぬのはノーマルのまま愛でて衰弱させてしまった時だけ、かわいがり方を誤ったパターンのみ。
ノーマルウサギをかわいがりたいならこのゲームではなく違うゲームでやるべきだろう。
そして最大の特徴は武器を持つか持たないかを選ばなくてはならないことだ。
武器を持つと戦闘能力、体力等が100をMAXとすると50~60までしか上げられなくなる。
なので持ってる武器が通用しない相手だとかなり危険を伴う。
一方、武器を持たないことを選ぶと戦闘能力、体力等無限に上げられる。
しかし、それを使いこなす技術と戦略が必要だし、接近戦でしか戦えないので危険度が増す。
どちらを取るかはやはりそのウサギと飼い主次第となる。
それと設定をオープンにしておくとアカウントを持っている人なら気軽にその時にやってる対戦をどれでも見ることができる。
コメントも付けられる。
わざわざ個人で配信しなくてもいいのが手軽で人気だ。




