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妄想的夢は終わりを知らない  作者: アルファ・レイ・ルシヴァム・リツァー
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二重人格と幼馴染

 「ねぇフィリア、なにかしようよ」

 少年は一人きりの部屋の中でそう言った

 「うーん、なにするのぉ?」

 答えたのは同じ少年だった・・・ただ、明らかに声の調子が違っていた

 「フィリアはやりたいことある?」

 「わたしは輝義てるぎとお話してるだけでもいいよ?」

 誰かが見たのなら二重人格とういう言葉を浮かべただろう光景だった

 「じゃぁ必殺技作りしよーか」

 少年の口調に対しフィリア、おそらく少女と思われる人格が楽しそうに「なにそれぇー」と言い返す

 「たとえばさー電光石火!みたいなかんじでさぁー」

 輝義が思いついたように言った言葉を聞いてフィリアの人格が短く笑ってから「えっとぉー」と考え中と言うように前置きを言ったときだった

 「テル君ーいるかーぁ?」

 不意に第3者の声が少し遠い場所から響いた、その声に輝義はまるでもう一人など忘れたように「おぅー」と返事を返していた


 「久しぶりコウ」

 「久しぶりって、昨日も会ったでしょ」

 声の主は輝義の唯一の親友にして幼馴染の星木紅ほしぎこうだった

 「昨日って言うかコウは毎日僕の家に来るよね」

 「っえ・・・う、うんそうだね」

 輝義の突拍子もない言葉に紅は隠すように顔を背けながら答えていた

 (ぅー輝義ぃー)

 「おわっ」

 今度は突然頭の中に声の聞こえた輝義が驚きの声を上げ小声で「後であとで」とこちらも紅から顔を背けながら言う


 そんな輝義に心配そう、否、不思議そうに紅が「テル君?」と切り出し、「ねぇ、今日は何しようか?」と提案を言うが輝義は「コウはなにがしたい?」と珍しく逆に問い返していた


 話し合いの結果、その日は花火をやることになり日が暮れてから再度集合となった

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