希望の物語第20章「ダダリン村からヨンユ市場へ」
リアルが忙しくて小説投稿するのが遅れました。いつも読んでいただきありがとうございます。最近自分でトマトパックと唐辛子、塩、胡椒、にんにく入れてアラビアータというパスタを作っています。粉チーズをかけると、とても美味しいです。
次の日の早朝。
ナルノは身支度を済ませると、両親の前に立ち、真剣な表情で言った。
「私もっとさまざまな魔法を知りたいわ、一人で村を守れないって痛感したわ、お母さん、お父さん……アオと一緒に旅がしたいの。こういう話はちゃんと伝えなきゃいけないと思う、…今決断しなかったらきっと私一生後悔する。だから……お願いよ!」
ナルノは両親に深く頭を下げる。
母は優しく微笑みながら言う。
「旅をするにはまだ少し早いと思うけれど、そこまで強い気持ちがあるなら反対はしないわ、アオ娘をよろしくお願いします」
その隣でクリスは涙目になり、肩を震わせながらつぶやいた。
「ナルノ……まさか、アオのことを……」
「ち、違うわよ! ……た、多分」
最後の「多分」は、小声だった。
すると、クリスは勢いよく、アオの両肩をつかむと、大声で叫んだ。
「アオォォ! 娘は嫁にはやらんぞぉぉぉ!」
母は少し呆れたように、冷たく少し怖い笑顔で
クリスに言った。
「クリス、考えすぎですよ」
アオは苦笑いを浮かべながら頭を下げる。
「責任を持ってナルノさんを守ります! 本当にお世話になりました、ありがとうございました」
アオは荷馬車の扉を開け、ナルノへ手を差し伸べた。
「行こうか、ナルノ」
「うん!」
ナルノはその手を取り、荷馬車へ乗り込む。
アオは黒曜にまたがった。
「行こう、黒曜!」
「ヒヒーン!」
黒曜の元気な鳴き声とともに、荷馬車はゆっくりと動き出した。
ナルノは村のみんなへ向かって大きく手を振る。
「みんな、元気でねー!」
村人たちも笑顔で手を振り返し、二人の旅立ちを見送った。
しばらく進むと、ナルノは地図を広げた。
「ダダリン村から一番近いのは『ヨンユ市場』よ。朝も夜も活気にあふれている、大きな市場なんですって!アオ」
「ありがとう、ナルノじゃあ、まずはヨンユ市場を目指そう!」
旅立ちの餞別として、村のみんなからケルベロスの牙や毛皮、果物や野菜の種、そしてダダリン村名物のフラワー乾燥餅を受け取り、二人は新たな目的地へ向かった。
希望の物語豆知識8
アオたちが旅をしている現在の季節は、日本でいうと5月下旬ごろです。
ナルノ、クッキング!
フラワー乾燥餅作り方
ダダリン村の特産品「フラワー乾燥餅」の作り方を紹介します。
① 餅米をよく洗い、十分に浸水させます。
② 蒸し器に布を敷き、餅米を約1時間蒸します。
③ 蒸し上がった餅米を木の器に入れ、水でぬらしたすりこぎでついていきます。
④ 餅になったらローズオイルを加えてよく混ぜます。
⑤ 最後に魔法で乾燥させれば、香り豊かな
「フラワー乾燥餅」の完成です!
ナルノ、クリス対しての豆知識
聞いた話によると、クリスはナルノが少し嫌がるほどの親バカらしい。
思春期の女の子にとっては、少し恥ずかしいのかもしれない。
ナルノ
・誕生日:7月20日
・年齢:15歳
・血液型:B型
ちなみに主年下になるな。
クリス「うぅ……ナルノぉ! どうしてパパを嫌がるんだぁー! こんなにも愛しているのにぃー!」
ナルノ「もう、お父さん! 私のことを大切に思ってくれてるのは十分わかってるわよ!」




