ゲームのキーアイテムを入手!そして元の世界へ?
翌朝。三人はボニーと別れて街を出ていた。向かっているのは遺跡で、これはゲームでもしっかり
あるストーリーだ。その遺跡、ペラトラ遺跡へ向かっていた。
「晴一、真っ直ぐ攻略する?それとも色々調べる?」
「そうだな。一度攻略してから調べるか。あのダンジョンも最初から違ってた
からな。この先の話が全部そうなのか、あれだけなのかを確認しないと」
「そうだね。今更だけどこのパラレルワールドはシンプルなRPGで、ラスボスの悪魔に
辿り着くために各地にあるオーパーツを集めて最後の封印を解いて、そこで悪魔を
倒してエンディグっていうのがストーリーだけど、それ以外でもボニーみたいにお宝を
集めたり、ギルドを作ってお店を出したり、プレイヤー同士のバトルの大会に参加
したりできるゲームなのよね」
「ああ。やり込み要素があるから人気なんだが、俺達はやりこんではいられないからな」
「うん。あの事もあるし。この子ためもあるしね」
夕子は馬車の中で寝てるオリビアを見た。ストーリー上ではこの子と合う事もない、もしかしたら
別のイベントではあったかもしれないが、こういうイレギュラーなことが起こって
いるので晴一達は違和感を覚えていた。
モンスターも倒しつつ、目的地のペラトラ遺跡にようやく到着した。馬車をおき、オリビアも
連れて中に入る。
地図を見なくても覚えているので二人はどんどん進んでいく。途中のトラップも抜け用途した
が、オリビアもいることもあって慎重だった。
「キャッ!」
「ママ」
夕子が触手に掴まれていた。晴一は一瞬見てしまっていた。現実でよく見ていたエロ同人での
お約束の触手プレイが目の前に現れたので、ちょっと興奮したが、すぐに助けた。
「晴一、今見たでしょ」
「見なきゃ助けれないだろ」
「助ける前にエッチな目になってた。スケベ」
「オリビアがいる前で言うな」
「ママ、パパエッチなの?」
「え、えっと。まぁ男の子はね。でも、ちゃんとオリビアちゃんの事は守って
くれるから安心してね」
「うん」
とりあえずエロイベント?を終え、先に進んでいく。遺跡の中に入って数時間後、ようやく
最下層に到着した。ここまで特にイレギュラーもなく進んできた。
「この部屋だね。今のところ何もなかったけど。油断しない様にね」
「ああ。行くぞ」
奥へと進み、そしてそこにいるボスを迎え撃つ。そのボスも知ってる奴だった。なので
少し苦戦したぐらいで倒すくとはできたが、問題はその後だった。
「これが最初のオーパーツ。実際に見ると意外と大きな。パープルストーン」
「それって現実にもあるんだよね確か」
「ああ。それらモチーフに作られたのがこのオーパーツだ。あと五つだな」
オーパーツを手に戻ろうとした時、大きな地震が起こった。これは二人も知らない
出来事だった。
「晴一!」
「早く戻るぞ。オリビアを頼む。俺が前で守る」
「わかった。オリビアちゃん行くよ」
夕子はオリビアを抱き抱えて走った。徐々に崩れていく遺跡。途中も壁が崩れてきたり、
迂回しながら出口へ向かった。なんとか間に合い、二人後ろを向くと、遺跡が
なくなっていた。普通のゲームなら最後の方のトラップレベルがいきなり現れた。
「やっぱり何か起こったね」
「ああ。でも、最初からあるという事もわかったからこれからも注意してこいつを
取らないとな」
「うん。しかも次って」
「あのイベントだな。でも、素直にあるかどうかはわからんがな」
不安を覚えながらも晴一達は次の街に向かった。
そこはアンデ山脈にある都市、マチュヒという街だ。そこまでいくのに山を登るのでその
麓にある村で休んでからいくことにした。
その夜。晴一は一人、外に出て夜風にあったていた。そこから見える夜空。満点の星だが
これはゲーム。作られた世界の映像だともわかっていたが、現実に自分がここで
生きているので今はここが現実だとも思っていた。
「ここは本当にゲームの中か?もし、ここも現実だとしたら。俺達のいた世界は」
そんな事を考えていると急に風が吹き荒れてきた。戻ろうとした時、持っていたオーパーツ
パープルストーンが光出した。
「なんだ?こいつが光って!?この光まさか」
晴一がそう思った瞬間、光が大きくなり晴一を包み込んだ。
しばらくして、晴一は目を覚ました。しかも、そこはさっきまでいた村ではなかった。
「なんだったんださっきのは?それに、ここはまさか、元の世界?でも、俺浮いてるぞ」
晴一は空にいた。そして下を見るとそこは見覚えのある街だった。晴一は元の世界に
戻ってきてしまっていた。でも、自分の体は透けていた。
「まさか、幽霊?でも、それならなんでこっちの世界なんだ?向こうでもいいはずなのに。ま
考えてもわからんか。せっかくだ。俺がいなくなってどうなったか見て来るか。同じ時間で
進んでるなら何ヶ月も経ってるが」
晴一は宙で動く練習をしてから自分のいた街に向かった。その途中で人の前に立ったが
誰も気づかない。触る事もできなかった。
そうして色々試しながらようやく自分の家にやってきた。もう夜なので皆いるのは
わかっていた。だからか、家に入るのをためらったが、勇気を出して入る事にした。




