第54話「棚からぼた餅」もちなのー
海での一日を満喫した僕たちは村へと帰り、ミリアさんについて、村人たちに話しました。
そして、村人たちからも、村長からもあっけなく許可をもらい、ミリアさんは晴れて僕たちの村の住人になりました。
村人M「え、えっ! ええの? こんなんで?」
けれど、彼女の住む海から、村までは、そこそこの距離があり、何かと不便じゃないかということで……
『ミリアちゃん、おもてなし会』が近海で開催されると共に、村人達で、その問題について議論し合い、いろんな提案が出されていきました。
「とりあえず、海まで一直線で繋げばいいんじゃないか」
「なんなら、水も通して川にしちゃう?」
「池作る~!」
「もういっそ、村にさー、海さー、作っちゃえば?」
「空島を作りたいわ! 黒助に聞いてから、どうしても作りたいの! 風を感じたいの!」
「山が邪魔なら言ってくださいね~バリバリ削っちゃいますよ~」
「道造りなら、俺たちの出番だな!」
「人手なら沢山貸すよー、僕は働かないけどさー」
「森のみんなもお手伝いするよ~」
などなど、いろいろ話し合われた結果……とりあえず……
『全部やってみよう』という結論になりました。
村人M「なんや……いったい、何が起きてるんや……」
ミリアさんを歓迎する会なのに、ミリアさんだけが取り残されています……。
黒助「ミリアさんは、何か要望みたいなの、ないの?」
村人M「要望って……これ以上なにがあるっちゅーねん! 村に、海! 作るゆーてんねんぞ! あの人等! 本気で!」
黒助「え、んー、したい事とかでもいいよ?」
村人M「したい事……かいな……。うーん、まあ一度、海底都市に戻ってみたいっちゅー気は、せん事もないけど……。別にそこまでってこともないしなぁー。海底都市風な家に住みたいかなってくらいで……」
まりー「海底都市! そうよ! 海底都市を作りましょう!」
「地下海底……帝国……」「それ! いいな!」「地下海底帝国! 作る~!」
「村の下にか? 最高だな!」「わたくしも、そこに住まわせてもらおうかしら」
こうして、議論は最終的に、村の下に『地下海底帝国』を作ることで纏まった。
帝国? ま、いっか。
村人M「うそやろ……」
それから今度は、村長を中心にして、村の知識人たちが、問題点や改善点を出し合い、『地下海底帝国』の仮の完成図を作っていきます。
「掘削はネロやボニーを中心に、あとゴーレムも出すか」
「地盤沈下しちゃう?」「少し村からは外すか」「補強はどうする?」
「そういえば、セフィルが黒助と一緒に、森で強力な接着剤を見つけたって言ってたな」「こんくりーと? なる物もあるらしいぞ!」
「まあ大グモの糸もあるし、何とかなるだろう」
その後も、着々と進められていく『地下海底帝国』の計画。完成はまだまだ先の話だろうけど。なんだか楽しみです。僕も沢山手伝いたいと思います!
村人M「まじかよ……」
まりー「ねぇーねぇー空島は~?」
Fin
○ 私の独り言 ○
迷ったときどうする?
そんなときは勢いです!
勢いがあるというときは、迷いません!
地球人はやたらに良いこと悪いことで区別したがりますが、この宇宙に、良いも悪いもないです。100点の行動も、0点の行動も、赤点の行動もないです。正しい行いも間違った行いもないです。私たちがしてはいけないことなんて、何もないです。迷うくらいならやっちゃいましょう!
まぁでも、迷ってしまう程度のことなら、別にしなくてもいいんじゃない? とも思うけどねー。
まぁそんな感じで、迷ったときというのは、してもしなくてもどっちでもいいような状態です。
本当に何でもありです。どっちも楽しいですよー。
では行こう!




