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第38話「蛸の共食い」嫌なのです……。
黒助「ありがとう、そんちょー、凄く勉強になったよ」
村長「そうかそうか、それはよかったのぉ、ほほ、それじゃあの、くろいの、早く元気になるのじゃぞ」
そう言って、村長は病室を出て、軽いお祈りをして帰っていった。
。。。
というわけで、この村には農業が無いって言う話でした。
では一体何を食べているのか? それはこの村の近くにある森から取れるものです。木の実や果物、山菜などです。とても美味しいです。でもここで取れる果物は地球で売られていたものほど甘くはないですね。自然な感じです。
足りなくないの? 足りてますよ。足りるように、村長が村の人口を管理しています。この村の人たちは一日一食が基本ですが、みんなとても健康で若々しいです。地球の人達は食べ過ぎですね。日本が癌大国だったのも、うなずけます。
家畜は? もちろんいません。森の動物や鳥を狩ったりもしません。そんなものがなくても十分なのです。それに、この村の人たちには前世の記憶がある人が多く、中には前世が鳥や、猪だったていう人もいます。
『好き好んで共食いをしたい』なんて人は、この村の中にはいません。
。。。
○ 私の独り言 ○
地球人は自分が何を食べているのか、知らない人が多すぎると思うのです。
地球人に心はあるのですか? 都合のいい心の話じゃないのですよ。




