第35話「千里の道も一歩から」その一歩が千里よりも遠いのです……。
一週間後……。
おはようございます、黒助です。教会(病院)で療養中です。
だいぶマシになりました。一時期はどうなることかと思いましたけど、収まってくれて本当に良かったです。健康って素晴らしいですね!
けど……1才に木刀を握ってから、休むことなく続けてきた素振りの日課が、途切れてしまいました……。少し残念です。
なんとか素振りだけでも、と思って何度か立ち上がろうとしましたけど……流石に母に止められました。いつも割と能天気で僕がこんな状態でも、素振りをするのを、後押ししてきそうな母ですが……流石に止められました。
長い間、続けてきた日課をしないって不思議な感覚ですね。
しなきゃいけないんじゃないかっていう脅迫感、しなくてもいいんだっていう開放感、今すぐしたいっていう依存感、その他にもいろんな感情が折り混ざりながら襲ってきます。不思議な感覚です。
そんなわけで、今日からまた素振りをしようと思います!
偉いですか? 凄いですか?
いえ、きっと違います。
この世界に生まれて、沢山の素振りをしてきた事が、おそらく僕の一番の取り柄です。なのでそれを手放す勇気がありません。手放すのが恐いだけです。
何かに優れていないといけない、勝たないといけない、みじめは嫌だ、だから努力しないと……。そんな前世の負の遺産を受け継いでしまってるだけです。
そんなものがなくても、しなくても大丈夫だと、愛されるのだと、確信することが出来た時、僕はこの世界を心の底から楽しめるのだと思います。
。。。
紅葉「… … …」Zzz Zzz Zzz
僕が苦しんでいる間、紅葉は泣きながら、ずっと側にいてくれました。
ありがとう、紅葉。 なでなで
○ 私の独り言 ○
皆さんは、なかなか手放せないモノってありますか?
あるって人は、手放すと自分の価値がなくなってしまうような、大変な目にあってしまうようなものでも、手放してみると、不思議と前に進めるかもしれませんよ。
それにしても、ロキソニンってホント凄いですよねー。本当に辛い時、痛い時は、こわいこわーい副作用なんて、構ってられないのです。ところで、そういえば薬って誰が作ってるんですかね?
え? これは言っちゃダメなのですか?
ん? それに、あなたたちはお金まで作ってるのですか?
でもそのお金には、あまり価値がないのですよ? はじけて消えてしまうのですよ?
え? わざとそうしてる? そのはじけてるのを見るのが楽しい? それに、その後が本命? とても愉快?
……。ふーん。あっそ。
でも、今回は、そんなあなたたちも一緒にはじけるのです。金融なんていう、おもちゃで遊ぶ時代はもう終わったのです。
もうみんな手放し始めたのです。そんな中で、必死にしがみついているあなたたちに待ってるのは、破滅のみなのです。そう遠くないことなのです。とっても可哀そうだけど、自業自得なのです。その運命は、金融危機や戦争なんかでは、到底太刀打ちできないのです。他には、なにで対抗するつもりなの?
……。といっても、私はもう、あなたたちのことには、とっくの昔に興味がなくなってしまっているのです。とりあえずバイバイなのです。じゃーねー。




