第34話「案ずるより産むが易し」ばかりではないようです……。
興味本位でした。
沢山の魔物の死体がありました。いつもはそれを、得意の生活魔法で、燃やして終わりなのですが……。今日は……
黒助「これって食べれるかな?」
村人C「え、これを? 食べる? ぅ、うぇ……気持ち悪い……」 ブルブル
まりー「食べたいなら食べてみたら? 私はイヤだけど」
まあー、しっかり火を通したら、少しくらいなら? ジュー ジュー ぱくっ
村人C「え、嘘……本当に食べた……」
まりー「どう? それって美味しいの? 私は食べないけどね」
黒助「んーなんだろう? ゴム? みたいな」 ぱくっ もぐもぐ ぱくっ
「「ゴム?」」
食べてすぐはなんともありませんでした。それが罠でした。
黒助「うーん、でも、わざわざ、食べるほどでもないかな」 ぱくっ
村人C「ちょっ、食べ過ぎじゃない、大丈夫なの?」 ぴょこぴょこ
黒助「うん、大丈夫? かな」 ぱくっ
。。。
そうして暫くして、魔物退治も一段落して、僕が肉を食べたことなんてすっかり過去となった、家路の途中……それは徐々に忍び寄ってきました……。
黒助「ぅ……っ……あれ?」
村人C「ん? 黒ちゃんどうかしたの?」
黒助「いや、なんか少しお腹が痛いな……って? 吐き気も少しするかな?」
まりー「妊娠したの?」
それでも、まだ大丈夫でした。その内収まるかなぁって、そんなレベルでした。そして猫さんとバイバイしてから……
(あれ? 収まったかな?)
なんて思って、どこに寄り道していこうかなど、母と二人で楽しく話していると……その牙がとうとう僕に猛威を振るいました……。
黒助「っ! う、うぇぇぇ!」
まりー「え? なに? 産まれるの?」
黒助「う、うぅ……ぅ……!」
まりー「え? え? マジなやつ? なに? ど、どうしよう!?」
。。。
その後、意外と冷静だった? 母に教会という名の病院にすぐに運ばれ、シスターのハンナさんの診療を受けて、只今、療養中です。
お腹じゃないです。背中が痛いんです。いや、やっぱりお腹も痛いんです。あと吐き気もつらいです。うぅぅ……。
○ 私の独り言 ○
狩るのは好きでも、決して食べるわけではないんですよね……猫って。だからって、ご近所さんに飼われてる鳥さんを咥えて来られてもねぇ……。え、なに? いつもお世話してくれるお礼? まったく……この子ったら……
ありがた迷惑にも程があるの……。
。。。
今日は罰で、ご飯あげないの! 絶対あげないの! 反省するの! え、お腹減ったなの? ダメなの! ……って!
あー! あーー! また狩ってきちゃだめなのですよー。




