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シルバーリング  作者: Yua
33/91

第33話「腹八分目に医者いらず」本当ですか?

 … … …


黒助です。9才になりました。


また懐かしい夢を見ていました。その内容は意味不明です。




それはおいといて、ここ最近、どうやら魔物の出現が減ったらしいです。けどまだまだ魔物はいるみたいで、僕も剣と生活魔法を武器に、師匠や母のお供として魔物討伐に向かったりもしています。


そして、僕は今日この世界に生まれて始めて、肉を食べました。魔物の肉です。


  ○


この村の人達は肉を食べません。魚も基本的には食べません。動物は殺しません。なぜ食べないのか? 可哀想だから? 動物愛護? 殺生に心を痛めるから?


それも、もちろんあります。ですがもっと大きな問題があります。簡単なことです。それは体に合わないからです。


この村の人たちは『肉を食べる才能がないのです』


  ○


今、僕はそれをとても実感しています。食あたりというやつでしょうか? 苦しいです……。吐きそうです……。吐きそうで吐けないです……うぅ……。




 ○ 私の独り言 ○


地球人の肉食は正直、理解できないです。

それに、何故あんなに押し付けてくるのですか?


ヴィーガンの奴らが押し付けがましい、なんて話をよく聞きますが、肉食人の方がよっぽど押し付けがましいです。


私が地球に生まれてから、今まで会ってきたほとんどの人が、私に肉食を進めてきました。肉食を進めない人も魚は勧めてくる人が大半です。魚の次は卵や乳製品。そして野菜を、果物を、水を……。


正直、これに関しては本当にうんざりです。


肉を食べなきゃダメ? 魚を食べなきゃダメ? 卵、乳製品を食べなきゃダメ? 野菜や果物を取らなきゃ栄養不足になる? 水を飲まなきゃ死んじゃう?


全部、全部、全部、幻想です。


理解して、とはもう言いません。とにかく押し付けないでください。生きずらいにも限度があります。


獣を食べるのは獣だけなのですよ。

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