第22話「好きこそ物の上手なれ」好きなのです!
どうも黒助です。只今お昼頃、さっきまで庭で素振りをしていました。
ですが、このところ素振りをしても何だか思うように上達しなくなってきてしまったので、少し目線を変えて違うことをしたいと思います。
とりあえず今日は、近くで僕達の子守をしてくれていた、熊の獣人のボニーさんに、身体強化魔法について教えてもらおうと思います。
ボニーさんに向かって「身体強化魔法教えて!」と僕がお願いすると、心良く聞き入れてくれました。そして今丁度、教えてもらってる最中なんだけど、これがとっても難しい……。
何となくで初めやってみたら、全く出来なかったので、今度はもう少し詳しく教えてもらうことにします。という訳でボニーさんお願い!
。。。
村人B「まずは自分の内側から光が溢れてくる感じを掴んで……」
自分の内側から? てっきり外側を纏うとかだと思った……。
村人B「頭の天辺からおでこへ、喉へ、胸へ、みぞおちへ、お腹へ、そして全身へ、光が溢れてくる感じ……ゆっくりでいいよ」
えっと、頭、おでこ、喉、胸、みぞおち、お腹、そして全身が光で溢れる……。
村人B「そうそう、いい感じ。今度はそのままの状態をキープして、この後自分がしたい動きを強くイメージして」
えっと……イメージ……イメージ……。
木刀を素早く上に振り上げると同時に、右足を前に出していって、着地した瞬間に強く速く振り下ろす!
村人B「イメージ出来たら、そのイメージ通りに体を動かす」
木刀を素早く上に振り上げる……。
同時に右足を前に……。
地面に着いた瞬間、強く、速く……
黒助「ふっ」 フンッ
どうだろう? あまり違いは分からないけど、でも、何だか今までよりも少し鋭かったような気が……。
村人B「うんうん、少しは出来てるね。けどもっともっと集中しないとだね。出来るかな? とか、これでいいのかな? とかそういった不安は手放さないと、上手くいかないよ」
なる程……。よし! 集中、集中。
体の内側から光が溢れてきて……木刀を強く速く振る姿をイメージする。そして……
黒助「ふっ」 フンッ!
さっきよりいい感じです! 大分イメージ通りでした。なんか気持いい……。
村人B「うん、いい感じだね。どうやら私に教えられるのは、これまでのようだ。後はがんばってねー」
そう言ってボニーさんは昼寝を始めました。
黒助「ボニーさん、ありがとう!」
よし! さっきの感覚を忘れないように練習しよ!
「ふっ ふっ ふっ」 フンッ! フンッ! フンッ!
。。。
黒助「ふー、疲れた、休憩……」
一時間ほど練習しました。何だかいつもよりも肉体的にも、精神的にも、凄く疲れれています。はい、疲れました……。こんな時は……癒しが必要です!
黒助「えい!」
村人F「~! ………… すー」 Zz
僕はボニーさんの近くで眠っている狐君に飛びつきます。もふもふします。尻尾を重点的にもふもふします。
それにしてもこの子の尻尾は、なんでこんなに大きくて、もっふもふしてるんですか? たまらん……もふもふたまらん……。
村人D「くろすけー、もふもふ」
何故か姉ちゃんに僕がもふられてます。僕はもふもふなんてしてないんだけど……。ま、別にいっか。嫌じゃないし。
それにしても今日は、程よく曇った絶好の昼寝日和です!
おやすみなさい……。
○ 私の独り言 ○
地球人は精神的にも物質的にも、外側のことに目を向けすぎな気がします。
もっと自分の内側にも目を向けた方が良い気がします。
いつまでも他者の砂糖に甘えていてはいけないと思うのです。




